パリジャタク

画像の説明

パリジャタクの花が咲きました。
パリジャタクはヒンドゥー教の聖なる花であると同時にアーユルヴェーダでもとても大切にされている花です。
和名をヨルソケイ、またはインドヤコウボクといいます。
学名は Nyctanthus arbortristis 
パリジャタクは、脱毛症や坐骨神経痛・便秘・痔核・腸内寄生虫・中毒の治療など さまざまな医療目的に使用されています。
その性質は
ラサ (katu)(辛味) tikta 苦味
グナ  laghu、ruksha 軽性 乾性
ヴィールヤ ushna 熱性
ヴィパーカ  katu 辛味
主にヴァータとカパによる不調に対して使われます。(kaphavata shamaka)
使い方は
スワラサ(ジュース)の場合:10-20ml
チュールナ(粉末)の場合:1〜3 gm
クワタ(煎じ薬)の場合:-50-100 ml
Bhava prakasha nighantu(バーヴァ・プラカーシャニガンドゥはアーユルヴェーダの薬草について書かれた古典書です)
では ksheera(牛乳)、ghrita(牛のギー)、およびsharkara(砂糖)が、パリジャタクから作られる特定の製剤の摂取時にはアヌパナとして使用されます。
アヌパナというのは、というのは同時に摂ると薬効を運び、より効果を発揮してくれるものと思ってください(*^-^*)
種のペーストは 脱毛症に使われます。
葉のジュースは坐骨神経痛に(5~10ml) 便秘・腸内寄生虫・痔核 肝臓(10~15ml)
喘息や咳の場合には 乾燥葉や樹皮の粉末にキンマの葉の汁(2~3g)
湿疹や白癬など皮膚にたいしては樹皮や葉のペーストを。
現代の薬理学的特性
鎮痛剤、抗炎症剤、鎮痙剤、抗ウイルス剤、抗アレルギー剤、抗真菌剤、抗菌剤、肝臓保護、解熱剤、抗マラリア活性、免疫調節剤などの多くの薬理作用があります。
下のサイトでは現代医学的な実験によって、他にも非常に多くの有効性を示した薬理作用を読むことができます。
セロトニンレベルを上げ睡眠を深めることなどもわかってきて、可能性はまだまだ広がりそうとして注目されている植物のようです(*^-^*)」
どのような化学成分を含むかも調べられています(*^-^*) これは効くわなっていろいろ考えさせられて面白いです。
https://wjcmpr.com/index.php/journal/article/view/181/159
伝統的には
インドネシア(ジャワ)、マレーシアでは、花は月経を誘発するために薬用に使用されています。
この木の樹皮は、目の病気、潰瘍に使用され、樹皮煎じ薬は歯茎の出血に使用されます。
その他の用途として、、この花はとても良い香りがするので、香水の原料や、染料としても使われるそうです。
染色に使う際には仏教の僧侶のローブを着色する際のサフランの代替品としても使用され美しいオレンジや黄色に染まりますがライムジュースまたはミョウバンを媒染に使わないと太陽の下で急速に色あせると書いてありました。使えば「色は光、石鹸、アルカリ、酸に対して適度に耐性があります。」ということですので、いっぱい花が咲いたら集めておいてそんなこともできるようになりたいものだと思います(*^-^*)
ほかにも葉は象牙を研磨するために使用され、紙やすりのように木材を研磨するためにも使用すると書かれているサイトもありました。
パリジャタクは Khara – patraka という別名がありますが、その意味は 「葉はざらざらしている」
なので、このように使われているのですね(*^-^*)
参照 https://biomedpharmajournal.org/.../literary-review-of.../