穿心蓮(センシンレン)

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穿心蓮(センシンレン)は、インド原産のハーブで、アーユルヴェーダやジャムウ・中国医学などで大昔から使用され、熱帯アジアを中心に世界中でとても利用されているメディカル・ハーブです。その苦味の強さから「苦みの王様」と呼ばれ、
1 風邪・インフルエンザなどの感染症や制がん・抗がん作用 2 肝臓庇護/機能亢進 3免疫刺激・制御 4 LDLコレステロールを減らし、動脈硬化や心臓疾患、血栓などの、血液と血管の浄化で、高く評価されています。

 現代医学においても非常に多くの研究がなされ、HIVウイルスへの効果や、各種アレルギーや自己免疫疾患などの現代的な疾患にも効果が高いと多くの論文・レポートがでています。 このページの末に、その研究の一端を掲載しますが、その種類・評価の高さに、きっと驚かれることでしょう。

もだま工房では、もうかれこれ7年ほど育て続けていますが、いくら優れた薬効があるとはいえ、さすがに日本では知名度もないし、この苦味では売れないだろうと、ながらく封印されていたメディカルハーブでした。

しかし近年の「殺人インフルエンザ」と呼ばれる強毒性のインフルエンザの流行や、免疫疾患の急増によって、その優れた免疫賦活作用からセンシンレンは注目されるようになりました。

現代の日本でも、このハーブの力を必要としている方はとても多いと思いますので、皆様にも、まずはこのハーブの力を知っていただきたいと思い、各種の情報を、ここに書きたいと思います。

なお、もだま工房は ハーブティー屋さんで、医薬品を扱っているわけではありませんから、ここでいう「効果・効能」などは穿心蓮(センシンレン)というハーブについての情報であって、もだま工房の販売しているハーブに、この「効果効能がある」と標榜するものではありません。

では、以下にもう少し詳しく見ていきましょう♪

基本情報

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センシンレン(穿心蓮)、Andrographis paniculata(アンドログラフィス・パニュキレータ)

別名 サンビロート、ニガニガグサ(沖縄)、 kalamegha(カラメガ)(hindi)

サンスクリット名 bhunimba(地面にあるニームの意味・ブーニンバ)

使用部位 地上部
属性 軽性・乾性・浸透性
味   苦・辛
薬力源 冷性 
消化後の味 辛味
作用するドーシャ PK- V+

作用 免疫刺激・抗炎症・苦味強壮剤・胆汁排出促進・肝臓庇護・解熱・鎮痛
抗菌・抗ウイルス・抗真菌・抗寄生虫・および駆虫・抗マラリヤ・抗酸化
プロバイオティック・浄血・血糖降下など

注意 避妊効果が生じることがあります。妊娠中とヴァータが高い時には接種を控えましょう。
免疫抑制薬と抗凝固剤との併用には注意が必要です。

センシンレンは「king of bitter」として知られています。
サンスクリット語では、地面にあるニームという意味のブーニンバとよばれています。

ニームはアーユルヴェーダを代表する植物で、「村の薬局」「医者いらずの木」として有名ですがセンシンレンの効果・効能はニームとそっくりです。

こちらがニームの持つ作用

使用部位 葉・種・オイル・樹皮
属性 軽性 油性
味: 苦・渋
薬力源 冷性
消化後の味 辛味
作用するドーシャ Pk- V+

作用 ○解熱 殺菌・傷を治す・○駆虫・殺虫・体質改善・○抗炎症・去痰・○苦味強壮薬・○肝臓保護○血糖降下・○抗マラリヤ・○抗菌・○抗真菌・○抗ウイルス・○避妊・月経促進

○印がセンシンレンと共通している項目。 よく似ているでしょう?

後で詳しくお話ししますが、これが「苦味」という味が持っている本気の力です。

またセンシンレンは沖縄には古くからあり、古い薬草辞典を見ると、ニガニガ草と呼ばれ記載されています。
これで、どれだけ苦いかわかりましたね 笑 
なんたって、苦味のキングですからね。

センシンレンの飲み方 

日々の健康維持にはティースプーン1/8~1/4くらいを朝起きたら空腹時に常温のお水(冷たいと感じない温度)で飲むのが基本です。

その場合、味わってはいけません。一気に飲み干しましょう。 

とても苦みが強いので、スプーンで適量の粉をとり 舌の上にのせ、その間は息を止めて(笑)、水を飲みます。 慌てて、むせないように気を付けてください。

ですが、これはダイレクトに苦いですから、私のおすすめの飲み方は
湯飲み茶わんのような小さめの器に、粉を適量入れます。(はじめは少しの量から始め徐々に量を増やしていきましょう)

そこに熱湯を注ぎます。1分くらい置いて、さらに冷たいミルクを入れます。
これで、一気に飲めるくらいの量で、かつ ぬるい温度の薄めのミルクができます。

それを飲みます。 こうすることで、苦みがとてもマイルドになって飲みやすくなります。

この飲み方は、アルジュナやガジュツなどの味的においしくないハーブを飲む時にも
とてもいいです。

ミルクはアヌパーナ(必要なところにハーブの薬効を届けるのりもの)としての働きがあるので、単に味を改善しくれる以上の働きがあります。 

また、はちみつで練って飲むのもいいです。この場合お湯は使わないのが基本です。

好きな方でお試しください。

 アーユルヴェーダでは、どんなに良い習慣を身につけるのであっても、急激な変化はかえってよくないと考えています。 ですので、始めは 少しの量、ティースプーンでいえば1/8くらい、重さでいえば、0.3gくらいから初めて、少しづつ量を増やし、0.6gくらいを飲む習慣にするとよいと思います。

朝6時から10時までのカパの時間に飲むのがおすすめです。 目も覚めて一日元気に過ごすことができることでしょう(*^-^*)

苦味という味はとてもパワーがありますから少しの量で充分です。摂りすぎは、かえって、ヴァータを上げてしまいよくありません。そして、2~3週間くらい続けて採ったら、1週間くらいブランクを開けるのがよいと思います。

また、お酒を飲む前か後にティースプーン半分から1杯(約1~3g)飲むのも肝臓をいたわり二日酔いの予防にも良いようです。 

また、コロナワクチンの副反応を予防したい時などは昼食後と夕食後の一日2回、それぞれスプーン一杯 飲むのも良いと思います。 でもこのような多い量を飲むのは数日間にしましょう。 

中国やタイをはじめ海外では新型コロナの治療薬として使われていますが、日本ではセンシンレンはお薬ではありません。 あくまで補助的な食品としてお使いください。 もしも、かかってしまったときに、センシンレンの力も借りようということでしたら、昼食後と夕食後の一日2回、それぞれスプーン一杯 飲むのも良いと思います。 

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 穿心蓮(センシンレン)=ブーニンバの免疫賦活作用と、過剰な免疫反応を鎮める効果

センシンレンの免疫活性の優れたところは、単に免疫力をあげるだけではなく、過剰な免疫反応を鎮める効果も同時に持つことです。

免疫システムが過剰に反応することにって、起きてくる病気がたくさんありますが、それらの疾患にもセンシンレンは効果的というわけです。

これはセンシンレンが現代医学的にも、TNFα及びIL-1β両方の発現を阻害するという発見によって裏付けられています。

具体的に言うと

(TNF-αの発現に関連した障害)
慢性関節リウマチ、若年性慢性関節リウマチ、骨関節症、脊椎関節症、炎症性腸疾患(クローン病及び潰瘍性大腸炎を含む)、慢性心不全、全身エリテマトーデス、硬皮症、類肉腫症、多発性筋炎/皮膚筋炎、乾癬、多発性骨髄腫、脊髄形成異常の症候群、急性骨髄性白血病、パーキンソン病、ADDS痴呆複合体、アルツハイマー病、うつ病、敗血症、膿皮症壊疽、血敗血症、感染性ショック、ベーチェット症候群、移植片対宿主病、ブドウ膜炎、ヴェゲナーの肉芽腫症、シェーグレン症候群、慢性閉塞性肺疾患、喘息、急性膵炎、歯周病、悪液質、中枢神経系損傷、癌(例えば肺癌腫、食道癌、胃腺癌及び前立腺癌)、ウィルス性呼吸器疾患及び肥満を含む

(IL-1βの発現に関する疾患)
慢性関節リウマチ、血敗血症、歯周病、慢性心不全、多発性筋炎/皮膚筋炎、急性膵炎、慢性閉塞性肺疾患、アルツハイマー病、骨関節症、細菌性感染症、多発性骨髄腫、脊髄形成異常の症候群、ブドウ膜炎、中枢神経系損傷、ウィルス性呼吸器疾患、喘息、低下及び硬皮症

TNFα及びIL-1β両方の発現を阻害するセンシンレンは理論的にも、これらの疾患に対しても効果的な可能性が高いというわけです。

TNFα及びIL-1βとは?

「腫瘍壊死因子α(TNF-α)は、単核細胞サイトカインであり、主に単球及びマクロファージにより産生される。
TNF-αは多様な生物学的活性、すなわち:
(1)癌細胞を殺す、又は癌細胞の増殖を阻害する活性、
(2)好中性顆粒球の食作用を増進する活性、
(3)感染性病原体を殺す活性、及び
(4)炎症反応中、血管内皮細胞上の接着分子の発現を増加させる活性を有する。

インターロイキン-1β(IL-1β)は、単球、マクロファージ及び樹状細胞などの細胞により分泌されるサイトカインであり、広範囲の免疫反応及び炎症反応を仲介する。」

以上引用

参照 センシンレン由来の粗抽出物

このことからセンシンレンから有効成分を単離する技術は特許申請がされています。

しかしこれらは、現代医学によって理論的にも効果が追認されたにすぎず、伝統医療の現場ではすでに何世紀にもわたって使われ続けてきました。

アーユルヴェーダの表現では、カパとピッタを同時に鎮静化しバランスさせるということは、これらの疾患の特徴を軽減する作用があることが推定されます。

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 穿心蓮(センシンレン)=ブーニンバの制がん・抗癌作用

センシンレンは抗がん・制癌作用に優れていると静かにブームとなっていました。「andrographis paniculata cancer」
では人間のさまざまなタイプの癌に関してセンシンレンが効果的であるといる世界中から集められた医学論文を多数読むことができます。

ほとんどはセンシンレン抽出物が癌のメカニズムに対して有効性を示すかを調べるものですが、これだけ多くの研究者がセンシンレンを取り上げ調べているのか!と その実験の多さと結論の有効性に本当にびっくりします。

「andrographis paniculata cancer」

実際私に種を分けてくれた人も制癌作用のために、センシンレンを栽培していて愛飲している人です。

通販で買えるセンシンレンを使った商品は

月日は流れ、そうして、センシンレンも日本でも販売されるようになりましたが、ちょっとお値段が高くて手が出しづらいというお話が聞こえてきました。
(だいたい一か月分四千円~一万円以上)

これじゃ、続けるのが ちょっとつらいですよね・・・。

そこで、いいニュースと悪いニュースがあります。

いいニュースは

もだま工房なら、もっとずっと安くすることが出来ます♪
なぜなら、自分で育てているからです♪
だから、安心の石垣島産 私自ら育てた センシンレン♪ ブーニンバをご提供いたします。

そして悪いニュースは、センシンレンはとても苦いので、粉として販売されたセンシンレンを

1 自分で市販のカプセル(だいたい。100個で500円くらい)につめる
2 オブラードに包むなどその他の手段を使う
3 1週間もすれば、苦味に慣れてくるので、それまで我慢する。

以上の方法を選択しなければいけない。 ことです。

ちなみに私は3番です♪
 はじめは、正直言って「げっ苦い!! これは無理かな? 」と思いましたが一週間もしたら、全然大丈夫です。

 実際、ブーニンバは歯茎の改善にも優れた効果があるので、歯磨き粉の原料にも使われているくらいですから、慣れるものです♪

今年も、インフルエンザが猛威をふるうとニュースは伝えていますし、春が近づけば花粉症などカパ性の疾患も増えてきます。

機は熟しました。

センシンレン=ブーニンバ 販売を開始したいと思います♪

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センシンレンの呼び方

センシンレンという言葉は中国医学の生薬名「穿心蓮」からきていて一般名詞として日本国内でも流通していましたが、ある製薬会社が商標登録しています。

ですから、会社ごとに 「アンフィス」(これは学名アンドログラフィスの短縮形ねw) AGP(学名AndroGraphis paniculata の省略形ねw) などなど商標をとって展開しています。

これからは もだま工房ではインド名である ブーニンバ と呼びたいと思います。

 私は、普段は体調は悪いところもないのでなかなか試す機会がないのですが、たまに東京に行くと、風邪っぽくなります。
(石垣島の人は普段多くの人に接する機会がないからいろんなウイルスに対する免疫がなく東京に行くと風邪をもらう確率が高いですから、私だけじゃないですよw。)

そんな時に、このセンシンレン=ブーニンバを飲むと、翌朝には症状が収まります♪

では、もう少しセンシンレン = ブーニンバ について文献を紐解いてみましょう。

センシンレンの効果・効能

「優れた冷却と浄化の効果があり、熱とピッタを血液から取り除く。アーユルヴェーダでは、免疫を強化して、熱性・毒性・急性の感染症を予防するハーブとして高く評価されている。」

センシンレンの肌への効果

私の知る限り、インターネット上でセンシンレンの情報をまとめ、一番古くから紹介していたのが センシンレン普及協会です。

そこでは様々な体験談とともにアクロコルドン(首のまわりにできる小さないぼ)、しみ、などの改善についての報告が多く読めます。

センシンレンを取り始めた人の多くが肌への効用について実感し
1週間~2週間すると、肌がすべすべ、つるつるするとほとんどの人が述べているそうです。(もちろん男性の方も)。
そして化粧ののりが非常に良いと述べる人が多いそうです。 

 これはアーユルヴェーダでいうブラージャカピッタが鎮静されることによってニキビなどの吹き出物や、赤みがかった肌が、
本来のしっとりした肌に戻ることなどが推定されます。ですかから、逆に乾燥肌の人にはあまり効果は実感できないかもしれません。

センシンレンの風邪・インフルエンザ等の感染症への効果

「胸部感染症・肺炎・扁桃炎・喉頭炎・耳感染症・風邪・流感・副鼻腔炎・ライム病・レプトスピラ症のほか ウイルス感染症後の疾患・ヘルペス・HIV、A型肝炎(おそらくBとCも)マラリヤの治療薬としても使用される。

癌を防ぐ効果も期待できる。 」

センシンレンは胃や消化器官の不調を軽減する

「アンドログラフィスは消化を高める優れたハーブである。
炎症を軽減し、消化不良・鼓張、胃炎、疝痛、消化性潰瘍を和らげる。特に、熱、胸やけ、消化不良、胃酸過多、灼熱感、下痢の原因になる過剰なパーチャカピッタを冷却する効果が高い。」

「~中略~肝臓からの胆汁の分泌を促し
脂肪の消化を助けランジャカピッタを減らし、毒素、アルコール、感染症による肝臓の損傷を防ぐ。」

「 」内は『アーユルヴェーダバイブル』より引用

センシンレンの肝臓機能の強化と解毒作用

センシンレン=ブーニンバはアルコール対策サプリメントの主原料にもなっています。

以下 白鳥製薬「飲み会番長」HPより引用

「肝臓の重要な働きの一つである胆汁の分泌を促進し、血中アルコール量の低減効果が証明されているため、ウコンに続く肝機能改善素材として近年注目を集めています。

また、肝機能に異常があると出現するGOT、GPT、ALPの抑制効果も確認されています。

5000年の歴史を持つといわれるインドの伝承医学「アーユルヴェーダ」でも、かゆみ・肌のアレルギー症状や肝機能の改善処方としてアンフィスR(注 白鳥製薬の登録商標、ブーニンバのエキス)は利用されてきました。

その他にも伝統的に、虚弱・食欲減退・発熱・赤痢・消化不良・
マラリア・気管支炎・肝炎等の多種多様な症状にも用いられたり、
虫刺され・毒蛇の咬傷等の諸毒素の解毒にも使われてきた歴史があります。

その後、薬理学的興味から科学的検証が多くの研究機関により行われ、動物実験において鎮痛作用・解熱作用・抗潰瘍作用・肝機能保護作用等の活性が確認されました。

特に肝機能に対する保護作用については多くの報告がなされ、顕著な改善効果が認められています。」

以上引用

さらにセンシンレンの効果としては

「有害なLDLコレステロールを減らし、アテローム性動脈硬化、心臓疾患、血栓を防ぐ。
~ また熱や炎症を持った皮膚疾患、例えば湿疹、蕁麻疹、ニキビ、膿瘍などの症状にも
優れた効果をもたらす。」 とあります。

『アーユルヴェーダバイブル』より引用

 またセンシンレン サプリを販売しているサイトでは

「センシンレンに多く含まれる「アンドログラフォリド」という成分が、 体温の上昇と免疫システムの向上に有用であることがわかり、 さまざまな病気治療に対する効果が医学博士によって報告されています。

ガン、筋ジストロフィーなどの改善体験談が多数浮上し、 臨床試験にて99%白血病細胞株が壊死したり、さまざまな細菌性・ウイルス性の疾患にも効果がある」 

と書かれています。

以上、まとめサイト風に書いてみました(笑)

しかし、まとめサイトには書いていない大切なことをこれから書きます。

センシンレンで気を付けること 

センシンレン=ブーニンバは、まれにアレルギーを起こす体質の方もいます。
すべてのハーブがそうですが、濃縮されたサプリや、あまりに多く摂取した場合などは特に注意が必要です。
初めてのものは、まずは少しだけ飲むようにしましょう。
また外用に使う場合には必ずパッチテストをしましょう。

↓ではオーストラリアでのアンドログラフィスのアレルギー発症事例が報告されています。

https://www.tga.gov.au/alert/products-containing-andrographis-paniculata

「A. paniculata(ブーニンバのこと)を含むARTG(オーストラリアの治療薬登録)
に掲載されている製品の使用は通常安全ですが、これらの医薬品に付随する重度のアレルギー反応を含むアレルギー反応の潜在的なリスクがあることを知っていてください。」と呼びかけています。

そして、A.paniculataを含む医薬品を使用しており、以下のアレルギー反応の兆候や症状があると思われる場合は、製品の使用を中止し、医療従事者に相談するよう、呼びかけています。

「蕁麻疹または疱疹(紅斑、かゆみ、かゆみ、かぶれ、蚊刺されなど)口の中または周りの刺せ込み感・胃痛、嘔吐および/または下痢・顔面腫脹・呼吸困難および/または騒がしい呼吸・舌の腫れ・喉の腫脹および/または緊張話しにくい、声がかかりにくい・意識の喪失および/または崩壊。」

自然のものでも、体質によってアレルギーを起こすなど、人によって、合う合わないというものがあります。それはセンシンレンに限らず、どんなハーブでもそうです。 特に、高容量を長期間続けて飲みつづけると、思わぬ反応が起きたりします。 「センシンレンの飲み方」や コラムにあるセンシンレンに注意喚起!?なども参考にして有害事象が起きないように気を付けてください。自然は優しいだけではありません。その恩恵を受けるためには、上手な自然との付き合い方も学ばねばいけません。ハーブとの付き合い方を通して、そんなことにも思いをはせられたら、
私たちは体の健康だけでなく、心も豊かに過ごすことができると思います。

苦みの効果

アーユルヴェーダなどの伝統的医学では味の性質について詳細な記述があります。
味はサンスクリットでは「ラサ」と呼ばれ、それは「味」と「感情」の両方を意味するそうです。味によって特定の感情が刺激されることは中医学でも言われています。

アーユルヴェーダでは苦味は、すべての味の中で最も効果の高いものとみなされています。
そのため、少量で、すべての味を正常に戻し、大食を減らすと考えられています。

苦味は 主に「風」と「空」のエネルギーが強く、ヴァータを増やしピッタとカパを減らします。

ですから、上記でみてきたようなカパ性疾患・ピッタ性の疾患に対して体が治るように導くことができます。

苦味をとることは消化を促し、食欲を正常に戻し、消化を改善し、消化管の炎症を抑え(パーチャカピッタを改善)、解毒作用をもたらします。(ランジャカピッタを改善)

苦味を持つハーブはピッタ性疾患の特徴でもある炎症を抑え、皮膚疾患や発熱の治療に役立ちます。(ブラージャカピッタ)
また、(サーダカピッタ)やラクタダートゥーに働きかけ、心臓疾患や血液の病気の予防・改善に効果をもたらします。

苦味はまた、カパを減らしますので、脂肪・汗・粘液を減らして、肌に張りを持たせ、体重を減らし過剰な水分やその他の要素を体から排出するのを助けます。

感情面では変化を求める気持ちが強くなり、新しい試みをしたくなります。

日本の四季では春にはカパが自然と増えてきます。 なので、カパの特徴である重い感じや、ゆっくりした性質によって春にはなんとなく けだるい感じがします。

また、カパ性の疾患である胸部の疾患やアレルギーなども出やすくなります。
なので、春には山菜などの苦味をとるというのが日本の伝統的な食生活の中に知恵として含まれていました。

センシンレンは、これらの効果を有する「苦味」の王様と呼ばれているわけですから、その効果はずば抜けているわけです。

ただし、繰り返しになりますが、苦味は効果が高いので、そんなに量をとる必要はありません。逆にヴァータのエネルギーを増やしすぎてしまって、体のバランスを崩します。
ほどほどにしましょう。

アーユルヴェーダでは3つのエネルギーのバランスを大切にします。もっと詳しく知りたい方は、こちらの書籍が、とても分かりやすくお勧めです。

アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ──食事で変わる心と体

その他センシンレンの効果があるといわれている病気・症状 一覧

高血圧/低血圧/低体温/不整脈
アテローム性動脈硬化、心臓疾患、血栓

湿疹、蕁麻疹、ニキビ、膿瘍 アトピー性皮膚炎/他皮膚炎/アクロコルドン

飛蚊症/黄斑円孔/白内障/緑内障

発熱・赤痢・消化不良・鼓張、胃炎、疝痛、消化性潰瘍を和らげる。特に、熱、胸やけ、消化不良、胃酸過多、灼熱感

帯状疱疹・腎臓疾患・痔・下肢静脈瘤・B型肝炎・C型肝炎
肝臓がん・胃がん・腎臓がん
白血病 マラリア・

鼻濃・鼻炎・喘息/気管支炎
ポリープ・甲状腺低下症・糖尿病・中性脂肪
胆石・尿道結石・腎臓結石
卵巣嚢腫・子宮筋腫
結核
膠原病・エリテマトーデス・リューマチ
脳腫瘍・上顎洞癌・右甲状腺癌・乳がん
肺癌・腫瘤・膵臓癌
直腸がん・大腸がん・リンパ腫
前立腺癌/前立腺肥大

しわ/たるみ・肩こり/腰痛
自律神経失調症・うつ病・偏頭痛
痛風・メニエール病・更年期障害
パーキンソン病・筋ジストロフィー
食欲減退

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センシンレンに関する論文・レポート

白血病細胞株での抗腫瘍効果

センシンレンのエタノール抽出液による白血病細胞株での抗腫瘍効果の検討

白血病細胞株にAGPセンシンレンのエタノール抽出液添加による抗腫瘍効果を確認した。さらに、骨髄球系細胞株より、リンパ球系細胞株で高い抗腫瘍効果が認められた。

今後は、より詳細に抗腫瘍効果のメカニズムを解析する予定である。

(センシンレン)の薬効を利用した病気の治療

Andrographis paniculata(センシンレン)の薬効を利用した病気の治療 :その植物化学と薬理学の再検討

米国国立医学図書館
国立衛生研究所

訳(仮)

Andrographis paniculata (センシンレン)は、がん、糖尿病、高血圧、潰瘍、ハンセン病、気管支炎、皮膚病、鼓腸、疝痛、インフルエンザ、赤痢などの病気を治療するために伝統的に使用されている最も一般的な薬用植物の1つです。

このレビューは、図書館や電子資料の科学雑誌や書籍に関する文献調査に基づいています。

ジテルペン、フラボノイド、キサントン、ノルリドイドおよび他の雑多な化合物が植物から単離されている。植物の抽出物および純粋な化合物は、それらの抗菌性、細胞傷害性、抗原生動物、抗炎症性、抗酸化剤、免疫賦活剤、抗糖尿病性、抗感染性、抗血管形成性、肝臓腎保護作用 ホルモン/性機能調節、肝臓酵素活性および殺虫毒性を調節する。

この植物から単離された抽出物および代謝産物の多数の毒性評価の結果は、実験動物において有意な急性毒性を示さなかった

将来の研究では、哺乳類の組織および器官に関する詳細でより包括的な毒性プロファイルが必要である。

1.はじめに

多くの発展途上国では、人口の約3分の2が伝統的な開業医や薬用植物に大きく依存しており、主要な医療ニーズに応えていると推定されています[1] 。

現在、多くの植物種が、その治療化学原理に基づいて再評価されています。

したがって、現状の知識を更新するために、いくつかの種について徹底的な文献検索を行う必要があります。そのような植物種の1つとして、古代東洋医学およびアーユルヴェーダ医学で用いられる
アンドログラフィス・パニクラータ ( A.opiculata )(センシンレン)があります。

Acanthaceae科に属するAndrographis属は約40種からなる。
多くの人々から民間医療での健康上の懸念のために人気があります。

これらのうち、 A. paniculata(センシンレン)が最も重要です。

A.パニクラータ(センシンレン)(一般的に King of Bittersまたはkalmeghとして知られています)は、高さが1mに伸びる、一年生植物のハーブです。
インドとスリランカの原産で、東南アジア、中国、アメリカ、西インド諸島、クリスマス島の各地に分布しています。

それはよく知られている薬効のために栽培されており、ほとんどの土壌タイプでよく生育し、広く分布している[2] 。

植物の地上部と根は、多くの病気を治療するために中国、インド、タイなどの東南アジア諸国で伝統的な医薬として広く使用されています。

それは、ビターズ(英語)、 マハティカ (サンスクリット)、キリヤト (グジャラート)、 マハティタ (ヒンディー)、カルメグ (ベンガル)、またはファータライジョン (タイ) [3]として知られています。

主にアーユルヴェーダ医療システムの伝統的な医療従事者によると、このハーブが保有する医薬品の特性に関する報告・研究が幅広く研究者によって実施されています。

植物化学的研究は、 A. paniculata(センシンレン)が、ラブダンジテルペノイドラクトン、フラボノイドおよび雑多な化合物を含む多様な化合物を含むことを明らかにした。

これは、薬理特性の広いスペクトルを有することが示されている[4] 、 [5] 。

このレビューは、抗菌、細胞毒性、抗原生動物、抗炎症薬、抗酸化薬、免疫賦活薬、抗糖尿病薬、抗感染薬、抗炎症薬、抗炎症薬、抗炎症薬、抗炎症薬、腎臓保護性、性ホルモン調節性、肝臓酵素調節性および殺虫性活性が挙げられるが、これらに限定されない。

さらに、このレビューはまた、この種のいくつかの毒物学的側面について議論している。

1.1。 薬学的用途

A. paniculata(センシンレン)の空中部、根および植物は、様々な病気の治療のための伝統的な医学としてアジアで数世紀にわたって使用されてきました。

これは、伝統的な医療従事者が胃炎、炎症、発熱、断続的発熱などのために使用されている[6] [9] 。

植物全草は スネークバイト、虫刺され治療、消化不良、インフルエンザ、赤痢、マラリア、呼吸器感染症につかわれる。

葉は 発熱、疝痛、食欲不振、不規則な便および下痢、風邪、咳、発熱、肝炎、結核、口潰瘍、気管支炎、胃腸障害およびびらん。風邪、高血圧、糖尿病、癌、マラリアおよび蛇湯、尿路感染症。

根は 解熱剤、強壮、胃と駆虫薬

植物全体は、いくつかの昆虫やヘビ咬傷および毒性刺激のための抗虫薬、消化不良、インフルエンザ、赤痢、マラリアおよび呼吸器感染症の治療に使用されている[6] 、 [7] 。

葉抽出物は伝染性疾患、発熱性疾患、疝痛、食欲不振、不規則な便および下痢の治療のための従来の治療法である[10] 。

マレーシアでは、風邪、高血圧、糖尿病、癌、マラリア、スネークバイトを治療するために葉・茎の煎じ薬が使われている[11] 。

表1は、 A。パニクラータ ( A. paniculata)(センシンレン)の部分の薬学的使用を記載する。 それはインドの薬局方で少なくとも26のアーユルヴェーダ製剤の重要な成分です。

伝統的な中国医学では、それは熱を取り除き、体から毒素を払拭するために使用される冷たい性質のハーブとして見なされている[12] 。

インドのタミルナド州の部族は、月経困難症、白血病、出生前および出生後ケア、マラリアなどの複雑な病気、黄疸、淋病および創傷、切傷、一般的な皮膚病に使用する[13] [16] 。

1.3。 薬理学

A. paniculataの様々な伝統的・民族医学で使用されている。そのためA. paniculataの治療薬として有効性を検証するために薬理学的特性を研究されるようになった。

いくつかの研究は、この植物が抗微生物、細胞毒性、抗原生動物、抗炎症剤、抗酸化剤、免疫賦活剤、抗糖尿病剤、抗感染剤、抗血管形成剤、肝臓腎保護剤、性別ホルモン調整、肝臓酵素調節作用、殺虫作用、毒性作用があることを示している[27] 、 [28] 。

1.4。 抗菌活性

A.パニクラタ(センシンレン)の乾燥したハーブから単離した水性抽出物、アンドログラフォライドおよびアラビノガラクタンタンパク質を抗菌活性についてスクリーニングした。

結果は、水性抽出物およびアラビノガラクタンタンパク質は、
Bacillus subtilis(B.subtilis) 、 Escherichia coli(E. coli)、Pseudomonas aeruginosaに対して抗菌活性を有し、アンドログラフォライドはB.subtilisに対してのみ活性であることを示した。
3者ともカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)に対して抗真菌活性を有することが報告されている[27] 。

大腸菌 、 黄色ブドウ球菌 、 表皮 ブドウ球菌 、 緑膿菌および枯草菌に対する抗細菌活性について、5種の希少なノルリドイド、アンドログラフィドAEをスクリーニングした。
いずれの化合物も阻害活性を示さなかった(MIC>100μg/ mL)。
ゲンタマイシン、クロラムフェニコールおよびシプロフロキサシンを陽性対照として用いた[22] 。

1.5。 抗炎症/抗アレルギー活性

(NO、IL-1βおよびIL-6)、炎症性メディエーター(PGE2およびTXB2)およびアレルギーメディエーター(LTB4)の放出を有意に軽減したが、ヒスタミン遊離に対する阻害が観察された[28] 。
A. paniculata葉から単離された7つの光化学薬、すなわちアンドログラフォライド、ネオアンドログラフォライド、イソアンドログラフィォリド、アンドロガラパニン、7-O-メチルウゴニン、14-デオキシ-11,12-デヒドロヒドロアログラホリドおよびスカルカプフラボンをインビトロ抗炎症および抗アレルギーの可能性についてスクリーニングした 。

その結果、andrographolide、isoandrographolide、7-O-methylwogoninおよびskullcapflavone-1は、リポポリサッカライド(LPS)刺激培養マクロファージからの炎症メディエーターNOおよびPGE2放出を有意に阻害することが示された。

一方、LPS刺激マクロファージにおけるIL-1β産生は、アンドログラフォライド、イソアンドログラフォライドおよび7-O-メチルワゴニンによって阻害された。
また、LPS誘発マクロファージ由来のIL-6産生は、アンドログラフォライド、イソアンドドラフラドおよびスカルカプフラボン-1によって濃度依存的に有意に( P <0.01)阻害された。

また、アンドログラフォライド、イソアンドログラフォライドおよびスカルキャップフラボン-1は、A23187はHL-60前骨髄球性白血病細胞を活性化した。

さらに、植物体の抗アレルギー性を、 A23187はLTB4産生を誘導した。結果はLTB4産生の30.5%および19.6% は、それぞれ、頭蓋冠フラボンおよび7-O-メチルワゴニンについて、63μmol/ Lおよび33.5μmol/ Lの濃度のHL-60前赤血球性白血病細胞を誘導した。

参照標準カプトプリルのIC 50値は48μmol/ Lであった。 7-O-メチルワゴニンは、を強力に阻害する唯一の植物成分であったA23187は、RBL-2H3ラット好塩基球白血病細胞において用量依存的にヒスタミン遊離を誘導した[29] 。

A. paniculataの地上部分から単離されたアンドログラフォライド、デヒドロアンドログラフライドおよびネオアンドログラフォライドは、COX酵素活性を妨害することによって抗炎症効果を示した。
アンドロ )およびデヒドロアンドロ / L)は、イオノフォアA23187誘導ヒト血小板Dehydroandrographolide(28.5μmol/ L)とneoandrographolide(20.8μmol/ L)は、ヒト血液中のLPS刺激COX-2活性を強く抑制した。

さらに、デヒドロアンドログラフォライドはヒト血液中のLPS誘発TNF-α、IL-6、IL-1βおよびIL-10分泌の濃度を濃度依存的に調節し、デヒドロアンドログラフォライドが最も有効であることを示した。

結果はさらに、デヒドロアンドログラフォライドのメカニズムが炎症カスケードに関与する遺伝子のダウンレギュレーションに関連する可能性があることを示した[30] 。

葉のエタノール抽出物から単離したアンドロガラパニン(15-90μmol/ L)は、リポ多糖類活性化マクロファージからNOおよび炎症性サイトカイン(TNFα、IL-6、IL-12p70)を用量依存的に阻害した。

NOの有意な( P <0.05)阻害は、30μmol/ Lの濃度および75μmol/ Lの濃度で明らかであった。 アンドロガラパニンはNO産生をほぼ完全に阻害した。

炎症誘発性サイトカインの有意な阻害は、1.5μmol/ Lの濃度で明らかであり、90μmol/ Lの濃度でほぼ完全に阻害された。

RT-PCRおよびウェスタンブロッティングアッセイは、アンドロラパラニンが、iNOSおよび炎症誘発性サイトカイン遺伝子発現レベルならびにp38マイトジェン活性化因子キナーゼシグナル伝達経路を下方制御することによってNOおよび前炎症性サイトカインの産生を阻害することを示した。

さらなる研究により、アンドロラパラニンは、IL-12p35およびp40タンパク質をそのmRNAレベルよりダウンレギュレーションする能力が高いことが示された。

これは、アンドロガルパンがIL-12 p35および40タンパク質の翻訳後調節をダウンレギュレーションすることに関与している可能性があることを示唆している[31] 。

1.6。 抗酸化活性

アンドログラフォライドとA. paniculataハーブの水性抽出物を、ニワトリ雄性ウィスターラットの肝臓、腎臓、心臓、肺および脾臓におけるニコチン誘導性酸化ストレスに対する抗酸化活性について
スクリーニングし、アンドロゲン(25mg / kg)の腹腔内投与)およびAphanamixis polystachya (25 mg / kg)を7 日間投与すると、脂質過酸化レベルが有意に( P <0.05)低下し、ニコチンおよびビヒクルのみの処置群と比較してスクリーニングされた5つの器官の抗酸化酵素状態が高まった 。

異なる場所からのA. paniculataの葉のメタノールおよび水性抽出物ならびにアンドログラフォライドおよび14-デオキシ-11,12-ジデヒドロアンドログラフィド単離物は、Srague Dawleyラットにおいて脂質過酸化阻害およびDPPHに対する遊離基掃去活性を示した。

脂質過酸化抑制活性は、メタノール抽出物および水抽出物それぞれ55.6%から63.9%および33.77%から33.77%まで変化し、メタノール抽出物の活性が水抽出物のそれより高く、有意に異なっていた( P <0.05) 。

メタノール抽出物は45.67%から53.82%の範囲のフリーラジカル捕捉活性を示した。

アンドログラフォライドの活性は40.2%であり、12-ジデヒドロアンドログラフォライドは46.43%であった。
水抽出物は25.29%?28.77%の範囲のフリーラジカル捕捉活性を示した。

メタノールおよび水抽出物ならびに単離した化合物は、ケルセチン(89%)および陽性対照として使用されるブチル化ヒドロキシアニソール(71%)と比較して低いフリーラジカル捕捉活性を示した[33] 。

乾燥した葉のメタノール抽出物(1g / kg体重)を含むSprague Dawleyラットを14日間経口投与し、続いて四塩化炭素(CCl 4 )を曝露すると、抗酸化酵素 - カタラーゼおよび赤血球中のスーパーオキシドジスムターゼ活性に挑戦する一方、脂質過酸化、アラニントランスアミナーゼ、アスパラギン酸トランスアミナーゼおよび血漿チオバルビツール酸反応性物質は、CCl 4を受けなかった対照群について得られた値に匹敵する値に回復した。

乾燥葉のメタノール抽出物(1g / kg体重)の経口投与後、アンドログラフォライド、14-デオキシ-11,12-ジデヒドロアンドログラフォライドはラット血漿中で追跡可能であり、これらのジテルペンが観察された抗酸化活性に関与している可能性が示唆された[34]。

1.7。 免疫賦活活性

新鮮な植物のエタノール抽出物および精製されたジテルペン - アンドロゲンホリドおよびネオアンドログラフォライドは、マウスにおけるヒツジ赤血球に対する抗体および遅延過敏反応の有意な( P <0.001)刺激を誘導した。

植物調製物はまた、マクロファージ移動指数、14C-ロイシン標識大腸菌の食作用および脾臓リンパ球の増殖に関して測定した動物の非特異的免疫応答を刺激した。

しかし、抗原特異的免疫応答と非特異的免疫応答の両方の刺激は、エタノール抽出物と比較してアンドログラフォライドとネオアンドドグラポリドの方が低次であり、これらのジテルペン以外の物質も
免疫賦活剤として役割を果たす可能性が示唆されている35) 。

新鮮な全植物のメタノール抽出物のジクロロメタン画分は、低濃度で52%の対照に対する刺激指数のパーセンテージとして表されるヒト末梢血リンパ球の増殖を有意に高めた。

メタノール抽出物、石油エーテル画分およびメタノール抽出物の水性画分はそれぞれヒト末梢血リンパ球の増殖を18%、18%および4%増加させたが、メタノール抽出物の免疫賦活化合物はジクロロメタン画分に濃縮されていた。

この観察は、ジクロロメタン画分から単離した3つのジテルペン - アンドログラフォライド、14-デオキシアンドログラフォライドおよび14-デオキシ-11,12-ジデヒドロアンドログラフォライドのスクリーニングを導いた。

1μmol/ Lの濃度では、ヒト末梢血リンパ球の増殖が中等度に上昇し、アンドログラフォライドが最も増加した(14%) [36] 。

1.8。 細胞毒性

メタノール抽出物、石油エーテル、ジクロロメタン画分およびメタノール抽出物の水性画分を、HT-29(結腸癌)細胞に対する抗増殖活性についてスクリーニングした。

メタノール抽出物は、10μg/ mLの濃度でHT-29細胞の増殖を50%阻害した。
石油エーテルおよびジクロロメタン画分は、それぞれ、46μg/ mLおよび10μg/ mLのGI 50値を有するHT-29細胞の増殖を阻害した。 水性抽出物は、HT-29細胞の増殖を阻害しなかった。

ジクロメタン画分から単離されたジテルペンのうち、アドログラフォライドのみがスクリーニングされた全ての癌細胞の増殖を阻害した。

14-デオキシ - アンドログラフォフラリドは、スクリーニングされた全細胞のうち2つの癌細胞の増殖に対して中程度の阻害を示した。

14-deoxy-11,12-didehydroandrographolideは、試験した癌細胞株のいずれの増殖も阻害しなかった[36] 。

これらの知見は、ヒト類表皮癌およびリンパ球性白血病細胞に対するアンドログラフォライドの細胞毒性活性を証明した以前の報告と一致している[19] 。

A. paniculata(センシンレン)の空中部分のメタノール抽出物およびマウス骨髄性白血病細胞上の単離された化合物のいくつかの増殖阻害活性も報告されている[37] 。

アンドログラフォライドおよびその半合成類似体、3,3-イソプロピリデンアンドログラフォライド、14-アセチル-3,19-イソプロピリデンアンドログラフォライドおよび14-アセチルアンドログラフォライドのin vitro抗癌活性をMCF-7ヒト乳癌に対する抗腫瘍活性についてスクリーニングし、 HCT-116結腸癌細胞株。

19-イソプロピリデンアンドログラフォライドおよび14-アセチルアンドログラフォライドは、試験した2つの細胞系に対して細胞傷害活性を示し、それらは親アンドログラフォライドと同等に同等であった。

米国の全米癌研究所の同様の研究では、19イソプロピリデンアンドログラフォライドと14アセチルアンドログラフォライドもスクリーニングされ、60のヒト癌細胞株に対して細胞傷害性であることが判明した[38] 。

根のクロロホルム画分から単離したキサントンを細胞傷害性についてスクリーニングし、結果はすべての化合物が16μg/ mLを超えるIC 50値を有することを示し、WHO基準[22]に従って細胞傷害性のない行動を示した。

1.9。 抗糖尿病活性

A. paniculata(センシンレン)の空中部分のアルコール抽出物から単離したAndrographolideおよび14-deoxy-11,12-didehydroandrographolideは、細胞外基質タンパク質であるフィブロネクチン、サイトカインTGF-β、酸化ストレスの状態、およびアポトーシスマーカーカスパーゼ-3が含まれる。
化合物14-デオキシ-11,12-ジデヒドロアンドログラフォライドは、アポトーシスマーカーカスパーゼ-3、線維症マーカーサイトカインTGF-β、およびプラスミノーゲンアクチベーターインヒビター-1の減少において、アンドログラフォライドよりも強力な活性を示した。

両方の化合物はまた、MES-13細胞の活性酸素種を減少させた[39] 。

A. paniculata(センシンレン)原材料の水性抽出物(50mg / kg)は、ストレプトゾシン誘発高血糖ラットの血糖値の有意な( P <0.05)低下(52.9%)をもたらした。

しかしながら、 A. paniculata (センシンレン)(6.25mg / kg体重)の凍結乾燥物質は、血糖値のより有意な( P <0.001)減少(61.81%)をもたらした。

結果はさらに、 A。パニクラタ(センシンレン)の水性抽出物が正常血糖ラットの血糖値の有意な低下をもたらさないことを示した[40] 。

2.原生動物の活動
Plasmodium falciparumに対する抗プラスモダイ活性について、根の画分から単離した4つのキサントンをスクリーニングし、化合物1,2-ジヒドロキシ-6,8-ジメトキシ - キサントンのみが、Plasmodium falciparumに対して実質的な抗プラスモジド活性を有した。IC 50値4 μg/ mL。

この化合物はまた、 Plasmodium bergheiに感染したマウスにおいてin vivo抗マラリア活性を示したが、寄生虫血症では大幅に減少した(62%) [22] 。

根分画を含むこの研究は、葉から単離した[41]Andrographolide、noeandrographolide、deoxyandrographolideおよび葉から単離したandrographosideは、 Mastomys natalensisの Plasmodium berghei NK65に対していくらかの活性を有することが示されている[42] 。

2.1。 殺虫活性

Culex quinquefasciatus (Say)およびAedes aegypti (Linn)の初期3齢幼虫に対して、ベンゼン、ヘキサン、酢酸エチル、メタノールおよびクロロホルムの5種類の溶媒を用いたA.paniculata(センシンレン)の粗葉抽出物の殺卵および殺虫活性を試験した)。

ベンゼン、ヘキサン、エチルアセテート、メタノールおよびクロロホルム抽出物は、Aulees aegyptiよりもCulex quinquefasciatusに対してより有効であることが判明した。

LC 50は、それぞれ112.19,137.48,118.67,102.05,91.20mg / Lおよび119.58,146.34,124.24,110.12,99.54mg / Lであった。

メタノールと酢酸エチルの抽出物は2種の蚊に対する殺卵活性に最も有効であることが判明した。メタノールおよび酢酸エチルの抽出物は、 Culex quinquefasciatusに対して200mg / LおよびAedes aegyptiに対して250mg / Lで100%の死亡率を示した[43] 。

2.1.1。 抗感染活性

複雑でない上気道感染症の症状の治療におけるA.パニクラータ(センシンレン)の葉抽出物の有効性が報告されている。
症状の定量化のための視覚的アナログスケールを用いた無作為化二重盲検プラセボ対照臨床評価で得られた知見は、耳の痛みを除くすべての症状スコアをKalmcold処置が有意に( P <0.05)低下させたが、プラセボ群は研究期間の3日目症状は変わらなかった。

この研究では、カルムコールが上気道感染症の症状を軽減する上でプラセボより2.1倍または52.7%有効であることが明らかになった[44] 。

A. paniculata(センシンレン)抽出物SHA-10(1 200mg /日)を5日間投与すると、単純で一般的な風邪症状の強さ(疲労、不眠、咽頭痛および鼻分泌)が有意に減少した( P <0.05)プラセボ群に対する治療の2日目、4日目に、 A. paniculata(センシンレン)群では、すべての症状(頭痛、疲労、耳たぶ、不眠、咽頭痛、鼻汁、痰、咳、頻度および咳)の強度の有意な低下が観察された。

2.1.2。 抗血管新生活性

A.パニクラータ(センシンレン)の全植物のエタノール抽出物およびその主要成分であるアンドログラフォライドを、インビトロモデルおよびインビボモデルの両方を用いて抗血管形成活性について
スクリーニングした。

エタノール抽出物およびアンドログラフォライドの腹腔内投与は、C57BL / 6マウスにおけるB16F-10メラノーマ細胞株誘発毛細管形成をそれぞれ35.96%および31.1%阻害した( P <0.001)。

エタノール抽出物およびアンドログラフォライドによる処置は、IL-1β、IL-6、TNF-α、NOおよび顆粒球マクロファージコロニー刺激因子および最も強力な血管新生因子である前炎症性サイトカインの血清レベルを有意に( P <0.001)対照と比較して血管内皮増殖因子である。

B16F-10細胞株における血管内皮増殖因子mRNA発現レベルは、

エタノール抽出物およびアンドログラフォライドの存在下で発現レベルの低下を示した。
エタノール抽出物およびアンドログラフォライドは、コントロールと比較してTIMP-1およびIL-2などの抗血管新生因子を上昇させた。

エタノール抽出物(10μg/ mL)およびアンドログラフォライド(0.25μg/ mL)による処理は、
B16F10メラノーマ馴化培地[46]によって誘発されたラット胸部大動脈からの微小血管発芽を阻害した。

2.1.3。 肝腎保護作用

A. paniculata(センシンレン)のハーブから単離されたAndrograholidesおよびarabinogalactanタンパク質を、マウスにおけるエタノール誘発毒性に対する肝臓 - 腎保護活性についてスクリーニングした。

エタノール(7.5mg / kg体重)の腹腔内注射の前にアンドログラフィックホルダー(500mg / kg体重のマウス)およびアラビノガラクタン(マウスの125mg / kg体重)をマウスに7日間腹腔内前処置したところ、肝臓および腎臓組織における異なる酵素アッセイ、肝臓および腎臓におけるグルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ、グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ、アルカリホスファターゼおよびLP酵素のレベルは、エタノール処理群と比較して、参照標準Silymarinと匹敵する方法で有意に( P <0.001)低下した[23] 。

2.1.4。 肝酵素調節

アンドログラフォライドと14-デオキシ-11,12-ジデヒドロアンドログラフォライドはともに、HepG2肝癌細胞におけるCYP1A2 、 CYP2D6 、およびCYP3A4の mRNAおよびタンパク質発現を阻害した。

両方のジテルペノイドの最低濃度(0.3μm)は、 CYP3A4の mRNAおよびタンパク質発現の50%を超える減少をもたらし、この減少は酵素活性と一致した。

両方の化合物はまた、デキサメタゾンがCYP3A4発現を誘導する能力を低下させた[47] 。

アンドログラフォライドは、PAH応答性C57BL / 6雄マウスにおけるCYP1の増強された発現を誘導し、PAH非応答性DBA / 2雄マウス、インタクトまたは卵巣切除された雌および精管切除された雄マウスにおいてCYP1発現を変化させなかった。

しかし、テストステロンによる治療は、睾丸摘出雄および卵巣摘出雌でCYP1に対するアンドログラフォライドの効果を回復させた。

この観察はアンドログラフォライドによるCYP1発現の調節の重要なメディエーターとしての男性ホルモン系の役割を示唆している[48] 。

AndrographolideおよびA. paniculata抽出物は、雄性Sprague Dawleyラットの血液中のテオフィリン(1mg / kg)の濃度 - 時間曲線下で、クリアランスを有意に( P <0.05)増加させ、面積を減少させた。

テオフィリンの排泄半減期および平均滞留時間は、高用量のテオフィリン(5mg / kg)の存在下、アンドログラフォライド処置ラットにおいて、それぞれ14%および17%短縮された。

しかしながら、 A. paniculata抽出物で前処理したラットの血液中に蓄積したテオフィリン(5mg / kg)は、 A・パニクラータ(センシンレン)抽出物に含まれるいくつかのハーブ成分が、テオフィリンと相互作用し、高用量で投与された場合、その除去を遅らせる可能性があることを示唆している。

これは、 A. paniculata(センシンレン)抽出物を摂取する人々が、##薬草相互作用の可能性を警告される必要性を生み出す##[49] 。

2.1.5。 性ホルモン/機能変調

200、600及び2 000 mg / kg体重の用量での葉の抽出物の経口投与(すなわち 30、90及び300ヒトにおけるその毎日の治療用量より倍高い)19 Dの期間のための妊娠ラットに対照群と比較した場合が200mg / kg群及び600及び2 000ミリグラム/ kg群11 Dは、それぞれ、妊娠ラットの血漿中のロゲステロンのレベルの上昇に影響を示しませんでした。

これは、センシンレン治療用量では、流産を誘発することがないことを示唆している[50] 。

アンドログラフォライド(50 mg / kg体重)有意雄ICRマウスに投与した(P<0.05)120分および180分で実装待ち時間を減少し、性的機能の改善を示唆し、治療後180分で実装周波数を増加させました。

10分間アンドロと内皮無傷大動脈ストリップのプレインキュベーションは、大動脈ストリップ張力のノルエピネフリン効果の大幅な削減をおこし、アンドロは、平滑筋弛緩を引き起こし、ノルエピネフリンを追加する前に、ペニスへの血流増加させることにより、性的機能を改善することを示唆している。

観測の結果。
また、有意2、4、6または8週間androgapholide(50mg / kg)で雄性マウスの慢性回毎日の治療(P<4週で0.05)増加した血清テストステロンレベルとこのレベルは、継続治療と6週および8に戻って(処置前レベル)正常に減少しました。

また、アンドログラフォライド(50ミリグラム/ kg)は精子の数および運動性に有意な影響を及ぼさないことが示された[51] 。

2.1.6。 毒性

安全A.グラフィス・パニクラタ(センシンレン)の遺伝毒性試験における抽出物(Kalmcold)が報告されており、また、LD 50値は、経口急性毒性試験でラットの体重で5g / kgであると決定された[52] 。

生殖器官重量、精巣組織学、ライディッヒ細胞およびテストステロンレベルの超構造分析によって評価されるように精巣毒性の乾燥ハーブのエタノール抽出物のSprague Dawleyラットの60 D
処理後に見られなかったA.グラフィス・パニクラタ (センシンレン)20、200との用量で対的な安全な毒性プロフィールを示唆1 000ミリグラム/ kgの[53] 、[54] 。

3.おわりに

A. paniculata(センシンレン)は広範囲にインド、中国や東南アジアの伝統的な薬として用いられてきました。
地上部に薬効成分のほとんどを所有し、蛇咬傷、昆虫刺され、発熱、のどの痛み、咳や腹痛を治療するのに使用されます。
植物化学物質の研究では、主要な植物化学成分やフラボノイドあるジテルペノイドラクトンは、この種の地上部から単離されていることを明らかにしました。

例えばキサントン、稀noriridoidsトレースなどのその他の化合物/マクロ要素が根から単離されています。
処方物、抽出物およびこの植物から得られた純粋な化合物の異なるタイプが、抗菌、抗炎症、抗酸化、抗糖尿病、細胞毒性、免疫調節、ホルモン調節、肝酵素の調節を含む、生物学的活性、抗マラリア、抗血管新生および肝腎保護活動を有することが示されています。
苦いアンドロ含むジテルペノイドラクトンは、最も有望な生物活性を有するこの植物由来の純粋な化合物です。

このレビューは、A. paniculata(センシンレン)の植物化学への強力な洞察力、医療用途の薬理学を提供してきました。しかし、植物化学およびメカニズムに関する純粋な化合物の作用のさらなる研究は完全に植物化学物質プロファイルとこの植物の複雑な薬理作用を理解する必要があります。

また、全ての植物部分を抽出し、この植物から単離された他の純粋な植物化学物質の毒性に関する臨床および実験室での研究はまた、現代医学の源として、その安全性と適格性を確保するために重要です。

WHO(世界保健機構)の文献より センシンレンについて

薬学的用途

臨床データによってサポートされる用途

予防並びに風邪及び単純副鼻腔炎(AS上気道感染症の対症療法17-19)、気管支炎(6、9)及びpharyngotonsillitis(20)、下部尿路感染症(21)及び急性下痢(22、23) 。

薬局方および伝統的な医学のシステムで使用される用途

細菌性赤痢、気管支炎、吹き出、大腸炎、咳、消化不良、発熱、肝炎、マラリア、口腔潰瘍、ただれ、
結核、毒蛇咬傷の治療(1、2、6、7、10、16、24-27)。

実験的または臨床的データによって支持されていない民間療法に記載されている用途

疝痛、中耳炎、膣炎、骨盤内炎症性疾患、水痘、湿疹と火傷の治療(6、7)。

抗菌活性

葉のエタノール抽出物は、大腸菌および黄色ブドウ球菌のインビトロでの増殖を阻害した(28)。
葉の50%メタノール抽出物は、プロテウスブルガリスのインビトロでの増殖を阻害した(29)。
しかし、空中部からの乾燥粉末を大腸菌、黄色ブドウ球菌、腸チフス菌または赤痢菌種に対して試験した場合、インビトロでの抗菌活性は観察されなかった(30)。

抗ヒト免疫不全ウイルス(HIV)活性

葉の水性抽出物は、リンパ系細胞系MOLT-4(31)においてHIV-1感染および複製を阻害した。空気部分の熱水性抽出物は、HIV抗原陽性H9細胞の割合を減少させた(32)。

Dehydroandrographolideは、H9細胞のHIV-1およびHIV-1(UCD123)感染をそれぞれ1.6μg/ mlおよび50μg/ mlで阻害し、ヒトリンパ球のHIV-1感染を50μg/ mlで抑制した(33)。

葉のメタノール抽出物は、感染していないHIV-1感染MOLT細胞の共培養において合胞体形成を抑制した(中央値有効用量[ED 50 ]70μg/ ml)(34)。

免疫賦活活性

(25mg / kg体重)または精製されたアンドログラフォライド(1mg / kg体重)のエタノール抽出物をマウスに胃内投与することにより、抗体産生およびヒツジ赤血球に対する遅延型過敏反応が刺激された(35)。

この抽出物はまた、マクロファージ移動指数、[ 14 C]ロイシン標識大腸菌の食作用および脾臓リンパ球の増殖によって測定される、マウスにおける非特異的免疫応答を刺激した(35)。

この抽出物は、アンドログラフォライドまたはネオアンドログラフォライド単独よりも効果的であり、他の成分が免疫刺激応答に関与する可能性があることを示唆している(35)。

解熱活性

空中部(500mg / kg体重)のエタノール抽出物をラットに胃内投与すると、酵母誘発発熱が減少した(36)。
この抽出物は200mg / kg体重のアスピリンほど有効であると報告されており、600mg / kg体重(36)までの用量で毒性は認められなかった。

マウスへのアンドログラフォライド(100mg / kg体重)の胃内投与は、ビール酵母誘導性発熱を減少させた(37)。

マウス、ラット又はウサギにdeoxyandrographolide、アンドログラホリド、neoandrographolideまたは11,12-ジデヒドロ-14- deoxyandrographolide(100 mg / kg体重)の胃内投与は、2,4-ジニトロフェノールまたはエンドトキシンによって誘発される発熱低減(6、38)。

抗下痢活性

ジュウヤクAndrographidisは、in situで抗下痢活性を有する(39、40)。
地上部のエタノール、クロロホルムまたは1-ブタノール抽出物(300mgの/ ml)はウサギおよびモルモット回腸ループアッセイにおいて(エンテロトキシン誘発性分泌反応39、40) 大腸菌下痢症候群を阻害。
しかしながら、空中部の水性抽出物は活性ではなかった(40)。
構成ジテルペンラクトン、アンドログラフォライドおよびネオアンドログラフォライドは、大腸菌のエンテロトキシン誘発性下痢に対してin vivoで強力な抗分泌活性を示した(40)。

アンドログラフォライド(ループ当たり1mg)は、熱不安定性に対して試験した場合、ロペラミドと同程度に活性であった大腸菌のエンテロトキシン誘発性下痢に対して有効であり、熱安定性大腸菌性エンテロトキシン誘発性下痢に対して試験した場合にロペラミドより効果的である(40)。

ネオアンドログラフォライド(1ループあたり1mg)は、耐熱性大腸菌エンテロトキシン誘発性下痢に対して試験した場合にロペラミドと同等に有効であり、熱安定性大腸菌エンテロトキシン誘発性下痢に対して試験した場合にはロペラミドよりもわずかに活性が低かった(40)。

作用機序は、アデニル酸シクラーゼの刺激を介して作用することが知られている熱不安定大腸菌エンテロトキシンによって誘導される腸内分泌応答の阻害、および熱安定性大腸菌によって誘導される
分泌の阻害を含むグアニル酸シクラーゼの活性化を介して作用するエンテロトキシン(39)。

アンドログラフォライド(1-50μmol/ l)を用いたネズミマクロファージのインキュベーションは、細菌のエンドトキシン誘発亜硝酸塩蓄積を濃度および時間依存的に阻害した。

ウェスタンブロット分析は、アンドログラフォライドが、エンドトキシン誘発循環ショックに関連した酸化窒素シンターゼの誘導性アイソフォームの発現を阻害することを実証した(41)。

抗炎症活性

デオキシアンドログラフリド、アンドログラフォライド、ネオアンドログラフォライドまたは11,12-ジデヒドロデオキシデオキシアンドログラフォライドのマウスへの胃内投与は、キシレンまたは酢酸によって誘発される皮膚または腹膜の毛細血管透過性の増加を抑制し、クロトン油で処理したSelye顆粒膜炎における急性浸出を減少させた。

11,12-Didehydrodeoxyandrographolideはin vivoで最も強力な抗炎症活性を示した(6)。

抗マラリア活性

空中部の50%エタノール抽出物は、インビトロ(100mg / ml)および胃内投与後のマウス(1g / kg体重)(42)の両方においてプラスモジウム・ベルゲイの増殖を阻害した。

Mastomys natalensisへの空中部分の1-ブタノール、クロロホルムまたはエタノール - 水抽出物の胃内投与は、1-2g / kg体重(43)の用量でP. bergheiの増殖を阻害した。

アンドログラフォライド(5mg / kg体重)およびネオアンドログラフォライド(2.5mg / kg体重)も胃洗浄により投与した場合に有効であった(43)。

抗毒作用

コブラ毒で被毒したマウスの空中部分(25グラム/ kg体重)のエタノール抽出物の腹腔内注射は、顕著呼吸不全及び死亡(発生遅延6、44)。

同じ抽出物は、2mg / mlの濃度でモルモット回腸における収縮を誘導した。収縮はフィゾスチグミンによって増強され、アトロピンによって阻止されたが、抗ヒスタミン薬によって変化しなかった(44)。

これらのデータは、地上部の抽出物は、ニコチン性受容体の活性を変更するが、その抗毒素効果(占める重要ムスカリン活性、産生しないことを示唆している6、44)。

抗肝毒性活性

空中部分およびそれらの構成成分のアンドログラフォライドは、インビトロおよびインビボで抗肝毒性活性を有する(45-54)。
マウスへの地上部(861.3 mg / kg体重)のメタノール抽出物の腹腔内投与は、四塩化炭素(のCClによって誘発される肝毒性低下4)、

そして逆のCCl 4を肝臓(組織病理学的変化に誘発52)。
マウスにアンドログラフォライド(100 mg / kg体重)の腹腔内投与は、阻害のCCl 4血清グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ、血清グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ、アルカリホスファターゼ、ビリルビンおよび肝トリグリセリドの活性の誘導増加を(52)。

ラットへの空中部(500mg / kg体重)のメタノール抽出物の腹腔内投与は、血清中グルタメートオキサロ酢酸トランスアミナーゼ、グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ、アルカリホスファターゼおよびビリルビンの活性のCCl 4誘発増加も抑制した(51)。

エタノール処理したラットへの空中部分(500mg / kg体重)の水性抽出物の胃内投与は、血清トランスアミナーゼの活性を低下させ、肝臓における組織病理学的変化を抑制した(49)。

アンドログラホリド、植物の主要antihepatotoxic成分は、四塩化炭素(によって誘発される肝毒性に対するラットにおいて顕著な保護効果を発揮47)、Dgalactosamine(54)、パラセタモール(48)
およびエタノール(49)。

アンドログラフォライドは、標準的な肝保護剤(シリマリンよりも有効であった47、48)。

臨床薬理学

一般的な風邪

ジュウヤクAndrographidisは(一般的な風邪と単純副鼻腔炎、pharyngotonsillitis、肺炎および気管支炎の症状の治療のために臨床的に使用されている6、17、18、20)。
プラセボ対照二重盲検臨床試験では、61人の成人患者の風邪の治療のために、空中部分(4%アンドログラフォライド含有)の標準化抽出物の有効性を評価した。

咽頭痛、疲労、筋肉痛および倦怠感などの臨床症状の有意な減少(P <0.0001)が、プラセボ群と比較して、1日1200mgの抽出物を投与された群で4日目に観察された。いずれの群でも有害反応は報告されていない(17)。

一般的な風邪および合併症のない副鼻腔炎の初期症状に対して、空中部分(4%アンドログラフォライド含有)の標準化抽出物の有効性を評価するために、無作為化プラセボ対照二重盲検パイロット試験を行った。

50人の成人患者に、1020mgの抽出物またはプラセボを5日間毎日投与した。
結果は、処置群の患者がプラセボ群の患者より病気休暇を取ったことを示した(0.96日と比較して0.21日)。
さらに、治療された患者の68%がプラセボ群の36%と比較して完全に回復したと感じられた。

また、治療された患者の55%は、病気の経過がプラセボ群の19%(18)と比較して、正常よりずっと容易であると考えた。

無作為化されたプラセボ対照二重盲検試験では、冬季の107人の小学校での風邪の予防において、空中部の標準抽出物(4%アンドログラフォライドを含む)を評価した。

小児には200mgの抽出物またはプラセボを3ヶ月間毎日投与し、医師が毎週評価した。
処置の最初の2ヶ月間に2つの群の間に風邪の発生に差はなかった。しかし、治療3ヵ月後には、プラセボ群(62%)(19)と比較して、処置群(30%)における風邪の発生に有意差(P <0.05)があった。

152人の成人咽頭扁桃炎患者の無作為化二重盲検比較試験では、症状を改善するために、粉末状空中部分(1日6g)とパラセタモール(325mg 1カプセル)の有効性を評価した。
ベースライン評価は、2つの群の間に有意差を示さなかった。

原薬はパラセタモールと同様に有効で、3日間の治療後に咽頭痛や発熱の発生率を低下させた(20)。
コントロールなしの研究では、A. paniculata(4%アンドログラフォライド含有)の標準化抽出物を用いた患者の治療は、風邪に関連した発熱の発生率を減少させた。

抽出物で処置した患者の体温は、処置後48時間以内に低下した(55)。
この知見は後の研究で確認された(17)。

尿の感染症

臨床試験では、体外衝撃波砕石後の尿路感染の予防におけるHerba Andrographidis、コトリトキソキサゾール(スルファメトキサゾール+トリメトプリム)およびノルフロキサシンの有効性を比較した。患者はHerba Andrographidis(250mg、1日3回4錠)またはコドリトキサゾール(25mg 2錠、1日2回)またはノルフロキサシン(1錠200mg、1日2回)のいずれかを5日間投与した。

1ヵ月間の治療後、100人の患者の尿検査結果は、すべての治療群で膿尿、血尿およびタンパク尿が減少し、3つの治療間に有意差がなかったことを示した(21)。

赤痢

地上部は、急性細菌性赤痢と腸炎(の治療のために使用されている2、6、22、23)。臨床研究では、アンドログラフォライドとネオアンドログラフォライドの併用が、バクテリア赤痢の治療においてフラゾリジンまたはクロラムフェニコールのいずれよりも有効であると報告されています(6)。

200人の患者の無作為化、二重盲検臨床試験は、急性下痢の治療におけるテトラサイクリンおよび細菌性赤痢(と粉末地上部の有効性を比較した22、23)。

患者は、空中部またはテトラサイクリンのいずれかのカプセル(500mg、1日4回)を3日間受けた。
テトラサイクリンと比較して、空中部は下痢(頻度と排出量の両方)を減少させた(22)。
さらに、空中部は、コレラよりもシゲラ症に起因する下痢の治療においてより有効であった(22)。

感染性肝炎

感染性肝炎患者への空中部分の煎出剤の投与は、症状緩和をもたらすと報告されている(24)。

禁忌

センシンレンは、妊娠中または授乳中に使用しないでください。

センシンレンは、キツネノマゴ科(の植物に対する既知のアレルギーの場合には禁忌である。

警告

センシンレンの粗抽出物は、潜在的なアナフィラキシー反応を有す可能性があるため、注入されるべきではない6、56)。

予防措置

薬物相互作用

Herba Andrographidisの抽出物は、isoniazid(抗結核薬の一種)(6)との相乗効果を有する可能性がある。

発癌、突然変異誘発、受精能障害

Herba Andrographidis抽出物はインビトロで変異原性ではなく(57)、抗変異原活性を有する(58)。
A. paniculata(センシンレン)の標準化抽出物は、毎日20-1000mg / kg体重の60日間の胃内投与後に
雄ラットにおいて生殖毒性を生じなかった(59)。

妊娠:催奇形性の影響

禁忌を参照してください。

妊娠:非催奇形性効果

マウスおよびウサギにおけるインビボ研究ではハーバAndrographidisは流産活性(持っていることが示唆された6、60)。
逆に、妊娠9日目に2g / kg体重の空中部抽出物を胃内投与した後の妊娠ラットでは、妊娠、
胎児吸収または生存子数の減少が観察されなかった(61)。

潜在的な拮抗作用はハーバAndrographidisおよび内因性プロゲステロンの間に存在するので、
ハーバAndrographidis妊娠(中に使用すべきではない2、61)。

授乳婦

禁忌を参照してください。

その他の予防措置

薬物および実験室試験の相互作用に関する一般的な予防措置または予防措置に関する情報はありません。
または小児科の使用。したがって、Herba Andrographidisは医学的監督なしに小児に投与すべきではない。

副作用

Herba Andrographidisの大量経口投与は、胃の不快感、嘔吐、食欲不振を引き起こす可能性がある(6)。
これらの副作用は、アンドログラフォライドの苦味のために見られる(6)。
生薬抽出物を(注入された場合にアナフィラキシー反応が発生する可能性が6、56)。
蕁麻疹の2例が報告されている(18)。

剤形

生薬、カプセル剤、錠剤および丸剤(1、2、6)。光や湿気から保護された、よく閉められた容器に保管する。

ポジショニング

(特に断りのない限り)

発熱のため:3グラム生薬から煎じ、1日2回(1、5)。一般的な風邪の場合:1.5-3.0 gの生薬を毎日3回、
食事後および就寝時(1)。下痢の場合:必要に応じて、単回用量として3?9グラム生薬から煎じ薬(1、5)、
500mgの4倍または2つの錠剤を毎日、食後及び就寝時(5)。