つぼくさ(ゴツコラ) とは
アーユルヴェーダのハーブです。
センテラアジアチカ、インディアンペニーワート、雪積草、タイガーハーブ ブアボックゴツコラ、ゴッコーラ、ゴトゥコラ、ペガガ そしてブラフミー、タラペトラカなど沢山の名前をもっています。
世界中でとても大切なハーブとして扱われている証拠といってもいいでしょう。
アーユルヴェーダのハーブ医学―東西融合の薬草治療学 よりツボクサの説明を以下に引用します。(これは、ツボクサがアーユルヴェーダの中で、どのように言われているかを紹介するものであって、もだま工房のツボクサ茶の効果を保証するというものではありません。)
「ツボクサ(ゴツコラ)は、もともとインドのハーブで、アーユルヴェーダの
薬の中で最も重要な若返りのハーブです。
主に神経と脳細胞を活性化するハーブです。
知性を高め、長寿を促し、記憶力を増し、老化や老衰を遅らせます。免疫機能を高め体内を浄化し栄養を補給し、副腎を強めます。同時に、血液を浄化し、湿疹や疥癬だけでなく、
ハンセン氏病や梅毒などの慢性の皮膚病にも特効があります。
ツボクサ(ゴツコラ)はピッタに対して強壮作用と若返り作用があります。
同時にヴァータを抑え、神経を静め、余分なカパを減らします。
おそらくすべてのハーブの中で霊性とサットヴァの性質が最も
高いハーブです。
ヒマラヤ山中によく見られ、ヨーガ行者の瞑想のための食物です。
クラウン・チャクラ(第7のチャクラ)を目覚まし、右脳と左脳のバランスを整えます。瞑想の前にツボクサ・ティーをカップ一杯飲むとよいでしょう。
牛乳を用いた煎出液は、よい神経強壮剤です。粉末は外用のペーストとして慢性の皮膚病に用いられます。バジルと黒コショウを一緒に調合すると発熱に効果があります。若返り剤としては、
ギーで調合するのが最良です。
ブラーミー・ギーは、どの家庭でも常備すべき、精神の活力剤です。
以上引用
ここで、ブラーミーと呼ばれていますが、実はブラフミーには2種類あって、ツボクサはそのうちのひとつ。
もう一つはバコパ (和名 オトメアゼナ) で、やはり同じように脳神経系に働きかけ、認知・学習能力を高めるといわれています。
ブラフミーとは、創造神ブラフマンの知恵を助けるもの→崇高な実態についての認識をもたらすもの、の意味です。
もだま工房では、このバコパも育てています。
脳に対する効果を期待するなら、この2種をブレンドするのも良いでしょう。
実際、脳に対する効果だけなら、バコパのほうが効果的という方もいらっしゃいます。
ただ、バコパの方は、人によっては、まれに、おなかが緩くなることがあるようですから、別々で試してみてからブレンドするのがよいかと思います。
速やかに脳に対する効果を実感したいときには(瞑想前や、集中して物事を考えたいときなど)はティーよりも、空腹時に粉末を水で流し込むように飲んだ方が実感しやすいです。きっと、数分後には、心が静かになってくるのを感じることと思います。瞑想には頭頂部に、集中して何かに挑むときには眉間の奥にちょっと意識を集中すると、より実感しやすいです。是非試してみてください(^^♪
さて、それでは、ツボクサをもう少し詳しく見ていきましょう。
ツボクサは、どんな効果があるの?
記憶力と集中力を高め、老化のプロセスとアルツハイマー病の進行を防ぐ。
ADHD 自閉症 アスペルガーなどの学習障害、ストレスや不安。不眠や鬱を和らげ、精神的な動揺を鎮める
副腎を助け、エネルギーの貯蔵の回復を助ける
免疫を高め、緑膿菌、連鎖球菌、単純ヘルペスなどの感染症の撃退を助ける
皮膚疾患に有効
神経性消化不良・胃酸過多・潰瘍を軽減
などといわれています。
また
外科手術を含む外傷を負ったあとなどに、患部の微小血管を刺激して治療を早める。
毛髪や爪の成長を促し皮膚の張りを高め、セルライトを減らし、皮膚を放射線から守る。
浮腫・静脈不全・静脈瘤などにも有効
(アーユルヴェーダバイブル ガイアブックスより)
このように、ツボクサには非常に多くの効果が期待されています。
その中でも特に 記憶力や認知力の向上や若々しさをもたらすもの として、現在では日本でも大変人気が出てきました。
日本では主に美容の分野で大活躍中です。
思えば、もだま工房がツボクサ栽培を始めた頃は、「アジアチカ 」とか再春館製薬のドモホルンリンクルとか資生堂とかが使っていたくらいだったのに今は本当に沢山のメーカーがツボクサを美容原料として使っています。 ちょっと、感慨深いです。
ツボクサは古来より若返りのハーブ
それは記憶力や認知力を高める脳の若さ、いつまでも健康を保つ血管の若さ、髪の毛の美しさや肌のみずみずしさをもたらす魔法の植物として、亜熱帯地方を中心に活用され続けてきました。
マレーシアでは、ツボクサは女性の顔の色つやを若々しく保つ化粧品としての価値があると考えられ、マレー語でawet muda(いつも若くあるもの)と一般的に呼ばれています。
現代ではツボクサの成分アジアティック酸が皮膚の引き締め効果があることが分かっています。
また、ツボクサに含まれているトリテルペン類の一種アジアティコサイドが健康な皮膚に必要な、脂質やタンパク質の合成を刺激。細網内皮系を刺激して速やかな新陳代謝、コラーゲンやヒアルロン酸の合成を助けるそうです。
ちなみに化粧品に はじめてコラーゲンを使ったのはドモホルンリンクル だそうですがその主要成分にも「つぼくさ」エキスが使われています。
さらにコラーゲンやエスラチンに直接働きかけて細胞の再生を促すと言われています。
オイル抽出したものはセルライトや妊娠線対策にヨーロッパを中心に使われてきました。
また、アーユルヴェーダでは、アムラ・ブラフミーオイルといって、若返りに最高の植物とされるアーマラキーとブラフミーを組み合わせたオイルで、頭をマッサージすることで、脳神経系を滋養し、さらに顔色をよくし、頭髪を健康にするとされています。
(ブラフミーはツボクサを使うこともあれば、バコパを使うこともあります)
ツボクサは長寿のハーブ。
1933年に亡くなった中国の薬草研究者LeeChingyuenは長寿には特に「つぼくさ」を推奨していましたが、なんと256歳でこの世を去ったといわれています。
このような長寿伝説を「つぼくさ」は世界中に創っています。
中国やインドをはじめ、アジア中で代表的な強壮薬として「皮膚、神経、血管の機能改善および活性化」を目的に古来より使われ、文献には長寿に関する記述が多く見られます。
ダイエット、デトックスにも
抹消血管の血流を増加させる効果が確認され、脚のむくみや、冷え性の人に喜ばれています。
特に下肢静脈の血行改善に注目され、海外では『足痩せ』のサプリメントとして人気があります。
強い抗酸化力、抗炎症作用や利尿作用が認められており、デトックス(体内浄化)ハーブとしても人気(漢方では解毒にも使用)があります。
ツボクサは脳の若返りのためのハーブ
欧米ではボケ防止、学習能力向上の健脳 サプリメントとして、非常に多くのメーカーによって使われています。
そのなかでは静脈や毛細血管が強くなり血行改善。神経系を正常に作用させ記憶力や集中力の向上が報告されています。
アーユルヴェーダや中医学などの伝統的医学では、主に神経や脳 を活性化させるハーブとして扱われています。
知能生涯を持つ子供に12週間の施薬で行動に改善が見られたと言う報告があります。
(学習障害のある子供に対してはシャタバリとの組み合わせで記憶力や精神の明晰さ、おちつきをもたらすと文献にはあります。
シャタバリは心に対して親和性の高いアーユルヴェーダのハーブです。 もだま工房でも育てています。)
ツボクサは気分を和らげてくれます
中国の漢方書「本草綱目」では鎮痛作用や精神安定作用のある野草として紹介されています。
セキセツソウ(雪積草)と言う生薬名で漢方の世界では 痛み全般に使われています。
特に外傷性の疼痛には効果が高いと言う臨床報告があります。
アトピー、アレルギーの方に。
ツボクサは肝機能を高めてくれます。
免疫機能を高め、体内を浄化するといわれています。
最近の報告ではツボクサを原料としたサプリメントで90%の人にアトピーやアレルギーの改善が見られたとインターネット上にありました。
これはたぶん言いすぎですが、 ツボクサはアーユルヴェーダの考え方ではピッタというエネルギーのバランスを整えます。
ピッタは、消化器系や肝臓、皮膚、血液、目 心臓や精神力に特に強く働きますから、そのエネルギーのバランスの崩れから症状が出やすいアトピーなどには一定の効果があると思われます。
つまり つぼくさ とは?
インド5000年の知恵アーユルヴェーダの中で最も重要な若返りの薬!といわれています。また、世界中で使われています。
だからこんなに名前がたくさん。みんな「つぼくさ」のこと
ゴツコラ、ゴトコラ ゴーツコーラ タイガーハーブ、バイブアボック、タラペトラカ
セキセツソウ、アジアチカ、センテラ インディアンペニーワート ペガガ マンドゥーカパルニー、ブラーミー・・・・
中でもインドでは魔法の植物(quasi magique)とまで言われ、ブラフミー(創造の神ブラフマンの知恵を助けるもの→崇高な実態についての認識をもたらすもの、の意味)と言う名前まで付けられています。
瞑想を助けるハーブとしてヨガの修行をする人に特に使われています。
そして石垣島には昔から生えていました。
カガングワーグサ(小さな鏡のような草♪)と呼ばれていました。
そのように生育環境の整った石垣島で、10年以上の歳月をかけて、より優良な系統のツボクサを残し、もだま工房では育ててきました。
その長年の歳月のアーユルヴェーダハーブに対する取り組みが認められ、もだま工房は 日本アーユルヴェーダ学会の評議員にも選ばれています。
(アーユルヴェーダ学会の評議員は完全に学会員による選出制ですので、立候補制ではありません。)
そして、毎年、日本全国から遠い石垣島まで多くのアーユルヴェーダ・スクールや、ドクター、研究者・セラピストさん、ヨギ・ヨギーニが生徒さんを連れて研修に来られます。
そんな、日本のアーユルヴェーダ界のトップランナーたちに支えられ、励まされ、そして恥じないように、もだま工房は栽培と製品作りに取り組んでいます。
注 現代医学による毒性と禁忌は今までのところ報告はありませんが妊娠中の服用はお勧めいたしません。
マレーシアでは出産を終えたばかりの女性や、体を温めたい時、血行を改善したい時、
子宮の収縮を促進させたい時に特に推奨される薬草だそうです。
注 WHO(世界保健機構)は「つぼくさ」を「21世紀の驚異的薬草」、「保護すべき薬用植物の中でもっとも重要なものの一つ」と位置付けて、同発行の文献に以下の症状に効果があると謳っていますが、体質には個人差があります。
『石垣島のつぼくさ茶』はこの効果を保証するものではありません♪
鎮静効果があり、中枢神経系を安定させる
疲労を軽減し、うつ症状や不眠症を緩和する
脳機能を高め、集中力や記憶力を増進させる
血行を良くし、体中の血液の流れを高め、血管や毛細血管を強くする
免疫機能を補強する抗生物質の特性を有し、
特に肌の各種トラブルの対策に効果がある
風邪や呼吸器官の異常(鬱血、熱、のどの不快感等)に
関連する症状を緩和する
心臓の働きを助け、肝臓や腎臓の機能を増進させる
血管体系を強化し、結合組織を強め、血管の炎症を治す
ハンセン病の皮膚障害を修復する効果がある
化学物質や薬剤に汚染されたからだを無毒化し、
脳細胞や神経を活性化する作用がある
コラーゲンの生成を促す
細胞分裂を促進させ、やけどやキズ、乾癬、湿疹の回復を促す
アーユルヴェーダで見るツボクサの性質
使用部位 地上部の全草
属性 軽性 乾性
味 甘味 苦味 渋味
薬力源 冷性
消化後の味 甘味
作用するドーシャ VPK= 特にピッタに対して若返り作用
作用する組織(ダートゥー) 血漿(ラサ)・血液(ラクタ) 筋肉(マーンサ) 脂肪(メーダス) 骨(アスティ)
骨髄・神経(マッジャー)
特に血液組織と神経組織に強く働く
作用するスロータス 神経 循環器 消化管 筋肉 生殖器官
作用 神経調整・強壮 ・脳強化 ・心臓強壮 ・免疫刺激 ・若返り作用 ・体質改善
・血液浄化作用 ・解熱作用 ・利尿作用 ・育毛
もだま工房のツボクサ粉末は酵素を壊さない42度の低温乾燥ですのでローフードとしてもご利用いただけます。