トゥルシー (ホーリーバジル)とは?  

トゥルシーとはインドの言葉で、直訳すれば「比類無きもの、比べることが出来ないくらい素晴らしいもの」 の意味です。

西洋では神聖なハーブとしてホーリーバジルと呼ばれています。

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その薬効をあげれば、とても長いリストが出来ますが、ストレスをやわらげたり、免疫応答やそのシステム調整をしてくれるので(以下、免疫力と表現します) 疲れたり、とても忙しい人には とても大切なハーブです。香りをかいだだけでも、気分が和らぐというお声をたくさんいただいています。

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もだま工房のトゥルシー茶は、この香りを大切にするため最も香りが強くなる開花時に収穫し、ハーブが持つ酵素が壊れないといわれる温度で乾燥しています。
さらに味と効果の高い葉と花穂のみを茎からはずして作っています。

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世界中で多く栽培され商品化されているトゥルシーですが、こんなに香りがよくおいしいトゥルシー茶ははじめてだと、海外からのお客様も高く評価してくださっています。

とりわけうれしいのは国に帰れば何分の一かの価格で買うことが出来るインドの方がこんなにおいしいトゥルシーが日本にあることを教えてあげるのだとお土産にお買い求めくださることも時々あります。

商品紹介

 
そんなトゥルシー(ホーリーバジル)ですがもう少し詳しく説明すると

ストレスによって分泌されるホルモン、コルチゾールを正常に維持する働きがあるため、コルチゾールの分泌過多が一因とされるPMS(月経前症候群)・PMDD(月経前不快気分障害)などに海外では使われています。(J Nat Prod. 2007 Sep;70(9):1410-6)

またコルチゾールは過剰なストレスによって多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが問題となっています。

海馬は記憶にかかわる大切な場所です。ストレスからくる脳萎縮対策としてホーリーバジルはPTSDや、うつ症の方にも選好されることが多いようです。トゥルシーがぼけの防止にもよいといわれるのは、このメカニズムのためでしょう。

また放射線被曝によるDNAの損傷を修復する力が強いことが分かっています。

放射能とトゥルシー(ホーリーバジル)その1

他にも、'呼吸器系の疾患、特に風邪やインフルエンザ、咳、気管支炎、胸膜炎に対して有効で、喘息も治すと文献にはあります。

さらに血糖値降下・抗痙攣・鎮痛・血圧降下・解熱・抗炎症神経調整作用・抗菌作用・防腐作用から虫刺され・白癬・皮膚疾患に外用としても使われ耳の感染症、口腔の腫瘍・・・・などリストは続きます。

アダプトゲン作用のある植物のリストにも入っています。

アダプトゲンとはトラウマ、不安、肉体的疲労などのストレスへの抵抗能力を高める働きのある天然のハーブです。

  以上は、あくまで、トゥルシー(ホーリーバジル)というハーブについて文献等で書かれている内容です。

もだま工房のお茶に、これらの効能があることを説明する物ではありません。

さて、このように、凄いハーブであるトゥルシー。
インドではもっとも聖なる植物のひとつとされています。
アーユルヴェーダの薬草学の面白いのは、ハーブの、「人の精神に与える影響力」についての記述がとても詳細に語られている点にもありますが、トゥルシーについてはこのようにいわれています。

「〜純粋なサットヴァ(聖性)の性質を持ち、こころと精神を開き、愛と献身の力を与えます。ヴィシヌ神と聖なるクリシュナ神に対する信仰心を高め、憐れみ、頭脳の明晰さを増大させます。トゥルシーの茎で作った数珠は、神への愛着心を強める働きをします。
オーラを浄化し、免疫系を強化することにより神の加護をもたらします。〜 後略 『アーユルヴェーダのハーブ医学」より

 この点については、科学的に物事を考える習慣のある現代の私たちには、なじめない点もあるかもしれませんね。
だけど、このトゥルシーの香りを嗅ぐと、きっとそういうこともあるのだろうと、自然に思えます。 

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 コラムにもトゥルシーについて書かれたものがいくつもあります。もっと詳しく知りたい方は是非見てくださいね。

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以下はトゥルシーについて書かれたコラムになります。全部はとても長いですから、気になる記事をクリックしてみてくださいね♪

トゥルシー(ホーリーバジル)の効果について

トゥルシー(ホーリーバジル)の効果について

トゥルシー(ホーリーバジル)はアジア世界を中心に古代より様々な効果、効能を期待され栽培されてきました。

日本では2000年以降少しずつ広まってきましたが、その放射線からの保護作用が注目され昨年以降、とても人気が高まってきました。

放射能とトゥルシー(ホーリーバジル)その1

放射能とトゥルシー(ホーリーバジル)その2

また、サプリメントとしても多くのものが海外より輸入されていますが、そこで期待されている効果は主にコルチゾール抑制効果と外敵因子に対する抵抗性の向上、いわゆる免疫力の向上です。

他にもトゥルシー(ホーリーバジル)はその薬効を上げれば長大なリストができると言われ、ほぼ万能薬のような扱いをされていますが、以下に代表的なものを挙げてみます。

・免疫力の向上(感冒、インフルエンザの予防)

・呼吸器系の疾患に対する働きかけ去痰作用(気管支炎、副鼻腔感染症、胸膜炎、喘息など)

・胃潰瘍や胃炎などのストレス性の潰瘍の予防、抗炎症

・肝機能障害の予防

・特定のがん、腫瘍の増殖予防。
・放射線障害の予防
・フリーラジカル捕捉による老化の予防

・月経前症候群などの改善
・うつ、ストレスによる脳機能低下の改善
・神経系の強化

・血糖値、血圧の降下(ただし、すでに高血圧のお薬を飲まれている方は、薬の効果を代謝してしまい、逆に血圧が上がってしまうかもしれません。また血流を改善する作用があるため、抗血液凝固薬などを飲まれている方・手術などを控えている方、出血性の疾患の疑いのある方などは注意が必要です。)

・鎮痛(COX-2 阻害)

虫刺され・白癬・皮膚疾患に外用として仕様。
耳の感染症・口腔内の腫瘍

日本ではトゥルシーは医薬品ではありませんし、もだま工房の商品はお茶としての販売なので以上の効果効能を保証するものではありません。

疾患などを既にお持ちの方は医師の指導、処方に従うことをおすすめいたします。

https://www.malay.jp/selasih.html

にはIndian Herbal Remedies : Springer(Rational Western Therapy, Ayurvedic and Other Traditional Usage, Botany)
より引用

として、さらに詳しい記述があります。
興味のある方はどうぞ。

以下一部紹介。

ホーリーバジルの葉を気管支喘息とストレス性高血圧の症例で試験したところ、
いずれの疾患でも、この薬物の確かな有効性が認められた。

 ホーリーバジルの葉の高血圧症に対する治療効果については、高血圧症を誘発したラットとイヌで試験した後、本態性高血圧に罹患しているヒトの被検者で調べた。75%の葉抽出物60mlを2回に分けて経口投与したところ、有害作用を伴わずに収縮期血圧が正常値になるとともに、拡張期血圧が低下するという結果が得られた。

 100gの食事に新鮮なホーリーバジルの葉を1gおよび2g混ぜて、4週間投与したところ、正常なシロネズミの脂質プロファイルに有意な変化がもたらされた。血清総コレステロール、トリグリセリド、リン脂質、およびLDLコレステロールが有意に低下し、HDLコレステロールと糞便中の総ステロール含有量が有意に増加するという結果であった。
 ホーリーバジルはシロネズミの腸通過時間を低下させることが明らかにされた。この新たなプロファイルが示唆しているのは、ホーリーバジルは、通常腸の動きが増大する情動性緊張にベネフィットをもたらしうるということである。

 ホーリーバジルの抗潰瘍作用について研究が行われた時期は1993年であった。ホーリーバジルの抽出物により、アスピリン投与ラットでの潰瘍指数が低下した。この薬物による前処置の7日間は、粘液分泌も亢進した。この薬物は酸分泌を低下させ、粘液分泌を亢進させる。

 ホーリーバジルの葉のアルコール抽出物を経口投与したところ、正常ラット、ブドウ糖を与えた高血糖ラット、およびストレプトゾトシン誘発糖尿病ラットに、血糖値の顕著な低下がもたらされた。またこの抽出物は、正常ラットの外因性インスリンの作用を増強させた。この抽出物の活性は、トルブタミドの活性に対し、正常ラットで91.55%、糖尿病ラットでは70.43%であった(1993年)。

 ホーリーバジルの葉抽出物腹腔内に単回または複数回投与したところ、放射線防護作用が示された(1995年)。

 ホーリーバジルの葉のエーテル抽出物は、大腸菌、黄色ブドウ球菌、結核菌、および化膿菌(Mic. pyogenes var. aureus)に対する抗菌活性を示した。

 葉から得た精油は、大腸菌、炭疽菌、枯草菌、ひな白痢菌、サルモネラ・リッチモンド(Sal. richmond)、サルモネラ・ニューポート(Sal. new-port)、サルモネラ・スタンレー菌(Sal. Stanley)、サルモネラ・ティフィムリウム(Sal. typhimurium)、黄色ブドウ球菌、プロテウス・ブルガリス(P. vulgaris)、およびプロテウス・エールジノーサ(Ps. aeruginosa)に対する抗菌活性を示し、最も活性度が高かったのは、サルモネラ・スタンレー菌(Sal. Stanley)であった。オイゲノールについては、アルスロバクター・グロビフォルミス(Arthrobactor globiformis)、バシラス・メガテリウム(B.megatherium)、大腸菌、およびシュードモナス菌(Pseudomonas spp.)に対する有効性が認められた。

 葉から得た精油は、クロカビ、クモノスカビ、およびミドリカビに対する抗真菌活性を示した。この製油は、成分として含まれるオイゲノールやメチルオイゲノールも、アルターナリア・ソラニ(Alternaria solani)、カンジタ・ギリモンディ(Candida guillermondii)、コレトトリチューム・カプシシ(Collectotrichum capsici)に対する活性を示した。オイゲノールでは、カーブラリア属、フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、およびヘルミントスポリウム・オリゼ(Helminthosporium oryzae)への活性度が最も高かった。

 ホーリーバジルから得た精油は、皮膚糸状菌である表皮菌(Epidermophyton floccosum)、毛瘡白癬菌、およびイヌ小胞子菌に対する抗真菌活性を示した。

 ホーリーバジルの葉は、試験された菌の大多数に対して活性が認められ、特にカルバラリア・ルナータ(Curvularia lunata)、リゾプス・ニグリカンス(Rhizopus nigricans)、フザリウム・オキシスポラム、肺炎桿菌、酵母、およびカンジダ・トルロプシス(Candida torulopsis)に対する活性がみられた

トゥルシー(ホーリーバジル)の効果について その2

1月も半ばを過ぎました。
今日のように天気が急に寒くなったりすると体がその変化についていけない・・・ということってありますよね。

こういう時にこそ役立つのが、このホーリーバジルです。

温性の性質を持ち、ヴァータとカパを減らすホーリーバジルはインドで最も神聖な植物の一つで、心と身体の免疫力を高揚させて、ストレス耐性を強めます。

ヴァータを改善する力が強いので不安や鬱、不眠、ストレスからくる頭痛、皮膚疾患、過敏性腸疾患などを軽減します。

消化器官に対しては腸内にたまったガスや腹部の膨満感の軽減にも役に立ちます。

またカパを下げるので、血流を改善して、血糖値やコレステロール値、トリグリセリド値(中性脂肪)を引き下げるほか、
咳・胸部感染症・風邪・発熱・咽頭痛を軽減し、喘息や鼻炎などにも有効とされています。

喘息のときには、ホーリーバジルと一緒にショウガ、黒コショウをとるとよいと文献にはあります。
(ホーリーバジルティーはこのようにスパイスとの相性もとてもいいです。シナモンとの相性もとても良くておいしいです。

 今日のような寒い日には特にいいですね。 ただ、逆に体が熱い時には、ピッタをあげるので、やや控えめに。)

免疫力を高めるホーリーバジルは他にも、大腸菌や黄色ブドウ球菌、マイコプラズマ、アスペルギルスなどに対して有効であるというレポートもあります。
最後に、利尿効果によって、毒素を排出し、排尿痛や膀胱炎、尿路感染症に対しても有効とされています。
このように循環器官、呼吸器系や神経系、消化管、尿管のスロータスに作用するとされています。

ホーリーバジルの持つ効果効能を言い始めるときりがないくらいで、一冊の本になってしまいます。

実際になっていますが、今日はその中から、少しだけ紹介させていただきました。

まとめ

・寒い季節への変わり目にはヴァータが高まる。
・ヴァータが高まると不調や痛みが出やすい。
・だからヴァータを下げるトゥルシーがいい。
なければ、温性のスパイスもいい。(ショウガやコショウ、シナモンやカルダモンはよく、ピグモンやポケモンは効果がない。)

・ホーリーバジルの薬力源は、ウシュナで、ヴァータとカパを減らす。
・作用するダートゥはラサ、ラクタ、マッジャー、シュクラ。

? なんのこっちゃ?という方は、これを機会にアーユルヴェーダとは?と調べてみてくださいね。
とても面白くて役に立つ世界がその先には広がっています♪

放射能とトゥルシー(ホーリーバジル)その1

前にブログでも何度か取り上げたことのあるトゥルシー(ホーリーバジル)と放射能対策の関係ですが質問や問い合わせをよくいただきます。

私もよくわかっていないこともありますが私の知っている範囲内でいえば

「うーん、それはたぶん、ありえないんじゃない?」
というような内容もあって逆に心配なので今日はひとつ私の考えを整理する意味で復習してみたいと思います。

1 ホーリーバジルが放射能対策として有効であるというのは本当。
2 ホーリーバジルは空気を浄化する能力がとても高い植物というのは、たぶん本当。
3 ホーリーバジルが環境中の放射能を無毒化するというのは、たぶん間違い。
4 放射能に汚染された地域にホーリーバジルを植えればその土地が浄化される、というのは宗教的な意味においてはおそらく本当。ただし科学的な意味においては不明。
5 ホーリーバジルが、体内に取り込まれ蓄積してしまった放射能をデトックスするというのはたぶん間違い。
  
よく頂く質問を大きく分けると、こんな感じなんですがとても紛らわしいので補足説明させてもらいます。

また、これは私の知っている範囲内での答えなので
「ぶらふみぃさん、それはあなたの間違いよ。○○という根拠(データ、証拠、論文など)があって、あなたのほうが間違っていますよ。」
というものがありましたら、すみやかに認識を改めて、紹介させていただきますので教えていただけましたらうれしいです。

それと一般に「放射能」と呼ばれるものは、正確に言えばみなさんご存知のように放射性物質が放射線を出す「能力」のことですから「放射能汚染」とか「放射能を無毒化する」という言い方はちょっと分かりづらいですよね。。

ここでは堅苦しいけど、放射能、放射性物質、放射線を本来の意味で使い分けて考えていきたいと思います。

さて、1から説明させていただきますと
ホーリーバジルが放射能に有効というのは本当?ということですがさっそく言葉の使い方が誤解を招きます(笑)

科学的に考える人はこの段階で 「ありえません」と即答するでしょう。

「放射能に有効」ということは放射性物質が放射線を出さなくなるということですからそれは時間の経過以外に残念ながらありえません。

では、私の答えがまちがいじゃん?と思うかもしれませんが、この質問者の聞きたい意味はホーリーバジルを飲むことは放射線被爆に対して有効ですか?という意味で解釈できますので答えはイエス。です。

そのメカニズムはこちら に書きましたが掲示板でもこの問題が取り上げられていて私の翻訳よりも上手に書かれています(笑)

次に2 ホーリーバジルは空気を浄化してくれるのは本当?という質問ですが、言葉通りならイエス。浄化しますと答えます。

ですが、それは私の知る限りでは殺菌力があるからであり放射線から人を守る力はおそらくないと思います。

ですので 3 環境中の「放射能を無毒化する」ということもないと思います。
放射能を無毒化するというのは、1と同じで放射性物質が放射線を出さなくなることですから残念ながら時間の経過以外には考えづらいでしょう。

4については「宗教的な意味においては」とはイエスともノーとも証明できない、つまり科学的には説明できない心の領域においては、そのようなことはあると私は思いますが科学的には疑問です。

いわゆる「放射能汚染」というのは放射性物質がばら撒かれている状態ですからその物質を取り除くことが浄化することといえるでしょう。

ではトゥルシが放射性物質を環境の中から取り除くことができるかといえば方法はひとつ。

そのトゥルシーにセシウムなどの放射性物質を吸収してもらい今ならばセシウムを集塵する装置のついた焼却場に持って行き焼却した灰は深い穴を掘って埋めることができるならば有効な可能性があるでしょう。
ただし、ひまわりや菜種よりも有効かどうかのデーターは知りません。
また仮に汚染された土地で育ったとしたなら、
そのトゥルシーは植物体内にセシウムを蓄積する可能性があるので線量を確認してから人は摂取したほうがいいと思います。

また枯れてしまって、ばらばらになってしまったら、その場所にはセシウムが残っていますから浄化にはなりませんし、その粉が風に舞い上がってしまえば逆効果の可能性もあります。

5 最後に体内に取り込んでしまった放射能をデトックスするか?ということですが、これも言葉を少し整理すると

体内に取り込んでしまった放射性物質を排出する能力がトゥルシーにあるか?になります。

答えはおそらくノー だと考えます。

ホーリーバジルの放射線にたいする有効性は傷ついたDNAを修復、もしくは速やかに代謝する免疫力の向上と放射線によって体内にできた活性酸素の除去能力の高さにあるのであって筋肉内に蓄積するセシウムの対外排出の能力までは私の知る限りありません。注1

ということになります。

注1 セシウムはカリウムと間違われて吸収されますのでカリウムのたまる場所・・・体中くまなくすべての組織というのが本当かもしれません。

セシウムは大量にばら撒かれる今回のような不幸な事故でもホコリに付着しやすい性質があるため、その流動性は少なく低線量で長期間被爆するという状況になりやすいようです。

もちろん少しでも被爆はしないほうがいいに決まっていますが、アメリカやEU、WHOとFAOの共同の国際的な食品安全基準作りをするコーデックス委員会等が設けた基準値では、セシウム(を含む類似の放射性元素類)は1000ベクレル/kgといった値で、それ以下ならば健康への影響は人間の再生能力でほぼ問題なく回復できるとする学者が多いようです。

さて、味噌などの発酵食品の有効性も免疫力の向上になりますから同じ理屈が言えると思います。
またリンゴペクチンなどの有効性はペクチンのかぎ状構造に例えられるように、腸内のセシウムを含む物質を引っ掛けて外に出すことができるからのようです。

つまり便の量が多くなることですから玄米などの難消化性のご飯なども同じ理由で口から摂取してしまったセシウムが腸から吸収される前には有効だといえますが筋肉に蓄積してしまったものに対するデトックスにはそれほど有効とはいえないでしょう。

(注 リンゴや玄米には他の作用機序による免疫力の向上などもありますので、かなり有効な食物と言えるようです)

以上が私の考えですが、情報不足による誤解などもあるかもしれません。
大切な問題ですから補足や間違いなどどんどん指摘してくださいね。

だけど、心穏やかに居られることが一番の免疫力の向上につながります

もし、「この人が言ってることはおかしい!!」と私に対して思っても怒らないで優しく たしなめてくださいね♪

放射能とトゥルシー(ホーリーバジル)その2

ホーリーバジル(トゥルシー)の放射能防御システム 

それはかつて、アーユルヴェーダの賢人達が、インド国内において、このハーブを栽培することによって、健康で豊かな国創りをしようとしたものでした。

そして、時が経ち、21世紀に入ると、聖者パパジ師が、「インド古来の最重要神聖薬トゥルシー(ホーリー・バジル)を世界に出す時期が来た。特に、病んだ国に広める。」と宣言されたそうです。

そして日本にもやってきました。
トゥルシー(ホーリーバジル)は伝統的には空気を清め不幸や病を寄せ付けないと信じられインドでは信仰の対象にすらなっています。

では、現代科学、医学的な観点から見たら、どうでしょう?
今日はひとつ、医学論文の要約を訳してみました。

論文の訳のため、正直 読みづらい文章なので(笑)簡潔に結論だけ言えば、マウスを使った実験で、
「マウスにトゥルシーを与えてから放射線に被爆させたらトゥルシーを与えていないグループは染色体異常などのガン化の兆候を示したけど、トゥルシーを与えたグループは速やかに回復した。」

「そのメカニズムはトゥルシーのもつ活性酸素の除去作用と異常をきたした細胞を速やかに代謝する免疫系の強化によるものだ」というものです。

もっと正確に詳しく知りたい方は下の訳をどうぞ♪

マウス骨髄への放射線で誘発された染色体損害に対するトゥルシーの保護作用

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0027510796002084

Protection against radiation-induced chromosome damage in mouse bone marrow by Ocimum sanctum

a Department of Radiobiology, Dr. T.M.A. Pai Research Centre, Kasturba Medical College, Manipal 576 119, India

b College of Pharmacy, Manipal 576 119, India

要約
トゥルシーホーリーバジル)の葉抽出物の放射線防護の効果はエンドポイントとして染色体異常を追跡する事によって、調査された。大人のスイスマウスを、前処理(連続して5日間体重1kgあたり10mgのトゥルシー葉の抽出物を接種)したグループと、していないグループに分けて全身に1~6グレイのガンマー線を曝露しました。
最終接種の30分後に放射を与えた。
中間調査は1、2、7、および14日目の後処理のときに大腿骨骨髄から準備されました。

そしてグループごとに異常の出現頻度と個々の異常が記録された。

トゥルシー(以下OEと表記)だけのグループ(放射線なし)は染色体に少しの異常も現れませんでした。

すべての放射線曝露グループは24時間で細胞異常値の最高値を示した。

異常をきたした細胞の比率は放射(RT)だけのグループもRT+OE(トゥルシー)のグループの両方で放射線量に従った直線的な二次の増加を示した。

また、交換(?)と複数の(ひどく傷つけられた細胞の)異常が類似の反応を示した。

しかしながら、OE+RT(放射線照射)のスロープはRTグループ(p<0.05)よりかなり浅かった。

中略

RTの単独のグループと比べて、OE処理は、より速い回復をもたらした。
以下の被爆量では、OE前処理は、一日で細胞集団からの交換異常をほぼ完全に排除しました。

化学系に関する研究は、OEがヒドロキシル・ラジカルの世代をかなり短縮したのを示しました。
OE(1mg/ml)の投与が5mg/mlより効果的であり、この効果はそれがDMSOによって生産されたより著しかった。

これらの結果は、OEが放射線で誘発された細胞遺伝学的損傷に対する生体内の保護を提供するのを示しています。

活性酸素の排除はトゥルシーのありそうな生体保護メカニズムだ。

誤訳はそっと教えて下さいね(笑)

(ぶらふみぃより注

 はジメチルスルホキシド。ヒドロキシラジカルの消去活性がある。
ヒドロキシラジカルはとても反応性が高い活性酸素。
DNAやタンパク質、脂質などに直接攻撃し損傷を与え、さまざまな疾患を引き起こすと考えられています。

体の約70%は水(H2O)が占めていますが、放射線をあびると水が分解されヒドロキシラジカルを発生します。
しかし、このヒドロキシラジカルは生体内に分解する酵素が存在しません。
&size(17){つまり、ヒドロキシラジカルが発生した場合、生体内には
保護する酵素がないということです。};
そこでスーパーオキサイドとヒドロキシラジカルの消去活性が強い抗酸化物質を補うことは、生体内の活性酸素を取り除き病気や老化の予防に役立つし、放射線から身体を防御するひとつのシステムと考える事ができます。)

このコラムを書いたのは2011年11月。今から一年前です。
以下一部修正しましたが今後も考える上で参考になればという思いで残すことにします。

基本的には免疫力を高める生活を心がけようと私は思っています。

疲れすぎないのも重要。

そして注目した物が拡大するという法則を忘れずにいたいです。

不安と思い、不安な要素を探せばいくらでも見つける事ができます。
また、同時に大丈夫だと思えば安全を確認する要素もいくらでも見つける事ができるでしょう。

どちらも事実だと思うのです。

盲目的に「信じたいように信じればいい」といっているわけではなくて。

「私の心」が「私の現実」を作るので、まず自分がどのような心でいたいのかは知っておいたほうがいいと思うのです。

その上で、聞こえてくる情報の根拠を探りましょう。

何とか大学の何とか先生が言っているからとか、それは情報の「でもと」であっても根拠ではありません。
データを見るように私は心がけています。

・・・この数ヶ月ツイッターやブログを私も沢山見ましたが、
ほとんどといっていいほど多くのものが風聞の域をでず、いたずらに不安と混乱を広げていたように思います。

そんな状態だから、情報の発信を自粛していた方も多かったと思います。

今、日本は危険でも安全でもないと思うのです。

データを見る事で「私がどうするべきか」がわかるだけだと思います。

安全基準を暫定的に設ける事によって、正確な情報を逆に開示しない政策は国民の不安を増大させ、いわゆる「風評」を広げる事につながったというのは指摘されていいでしょう。

そして、私のような専門家でない一般人は、「どこそこに○○というデータがあるけど、それによれば私は△△だと思う」と語るのがいいと思う。

根拠が明らかならば間違いが訂正されるけど、そこが不明確だと
「だって、そうだもん!あんたが知らないんだよ!!」とつまらない諍いの元になりますし、いつまでたっても誤った情報が広がったままです。人の心がすさみます。

東北、北関東のみならず、この震災、原発事故によって本当に日本中の人の心が被災したと思うのです。

「こころ」の復興に向けてもそろそろ情報の瓦礫もかたずけていきたいものです。

お元気にお過ごし下さいね。

ホーリーバジル(トゥルシー)と放射線被ばくに対する治療

インドの軍事技術を開発する機構ではトゥルシー(ホーリーバジル)を使った抗放射線医薬品の開発を進めているようです。

以下海外のサイトから見つけましたので、紹介いたします。
要訳

薬用植物"トゥルシー(ホーリーバジル)"放射線被ばくに対する治療 -

特筆すべき研究で、科学者たちは、トゥルシーに抗放射線の力があると発見した。

それは放射能の影響に対する救済策の開発に役立つ可能性がある。

防衛研究開発機構(DRDO(インド、ニューデリーに本社を置く軍事用技術の開発を担当する機関 )の科学者が、"聖なるバジル"と呼ばれるインドのハーブ"クリシュナトゥルシ"が放射線に対して医薬的な抗酸化特性を有することを発見しました。

トゥルシー(Ocimum tenuiflorum)はシソ科の芳香植物です。

インドで栽培されているトゥルシーには緑色の葉(シュリまたはラクシュミトゥルシー)と(クリシュナトゥルシ)紫葉の2つの主要なものがあります。

上級DRDOの科学者の言葉では、"この植物の抽出物とその葉は抗放射線薬をつくることや、その研究に使用することができます。その研究は既にこの分野でなされています。

ハーブの抗放射線の性質

試験の最初の段階では、科学者たちはクリシュナトゥルシは、核放射線の治療に役立つ可能性が治療の特性を持っていることを発見した。

この後、DRDOは、臨床試験を含む、第二段階の研究を開始する許可を与えられている。

研究開発のチーフ、W.Selvamurthy博士は調査結果に関する発言としてかたった。

"私たちは、実際に放射線に対する放射線プロテクターを探しています。

しかし、現在は唯一つの抗放射線として使える化学物質は、それ自体が本質的に毒性が非常に強いものです。"

"そこで我々は、ハーブ製品で実験し、抗放射線薬として開発することができる3つの植物を発見しました。

トゥルシーは、そのうちの一つです。 "と

他の植物は、Sea BuckthornとポドフィルHexandrum(ヒマラヤメイアップル)です。

それは、高標高地域で手に入れることができます。

"高度の高い地に生息するためにこれらの植物は紫外線にさらされているため、ある種の免疫力をもつようになったのだろう。

"しかしトゥルシーがより効果的であり原料に関する限り問題がないと、"Selvamurthyは述べています。

"さらに、DRDOの核医薬品と連合科学(INMAS)の研究所は、核放射線に対するインドの独自の解毒剤を開発することを計画している。

"他の調査結果

軍隊のほかに一般市民の目的のために薬の使用を強調して、Selvamurthyは、[このハーブ医薬品は、また化学療法を受けているがん患者のために使用することができます。」
「がん治療(放射線治療)に使用されている現在の方法は悪性組織を殺すが、それはまた生きたの組織も破壊してしまいます。」
「しかしトゥルシーをベースとした薬は、悪影響を防ぐのが分かっている。」

"研究者によると、トゥルシーは、放射線治療中の活性酸素を除去をすることができます。

"カプセルですぐに利用できるようになる原料の豊富なこの薬はとても安くなるだろうと予想されます。

だ、そうです。

Medicinal plant 'tulsi' a cure against
radiation exposure--experts

POSTED July 6, 2010 - 11:34 |
POSTED BY Neha Jindal Last edited by Harpreet Bhagrath on July 6, 2010 - 12:06

In a remarkable research, scientists found the 'tulsi' plant
to have anti-radiation powers which may help in developing
remedy against effects of radioactivity.

Scientists from Defence Research and Development Organisation (DRDO),
organisation responsible for the development of technology for military use,
headquartered in New Delhi, India found that the Indian herb
‘krishna tulsi’ also called ‘holy basil’ has medicinal and
antioxidant properties that might work against radiation and help treat it.

Tulsi (Ocimum tenuiflorum) is an aromatic plant of the Lamiaceae or mint family.
There are two main morphotypes cultivated in India:
green-leaved (Sri or Lakshmi tulsi) and purple-leaved (Krishna tulsi).

Mid Day quoted senior DRDO scientist as saying,
“The extracts of this plant and its leaves can be used to
produce anti-radiation medicines and researches are
already going on in this field.”

Herb’s anti-radiation properties

In the first phase of trials, scientists discovered that Krishna tulsi
has curative properties that could help cure nuclear-radiation.

Following this, DRDO has been given permission to begin research
for the second phase, involving clinical trials.

Mid day quoted Dr. W. Selvamurthy, chief controller,
Research and Development, DRDO, as saying regarding the findings,
“We are actually looking for radio-protectors against radiation.

But currently only one chemical is available as radio-protector
which itself is very toxic in nature.”

“So we experimented with herbal products
and found three plants which can be developed as anti-radiation medicine.
Tulsi is one of them,” added Selvamurthy.

Other plants are Sea Buckthorn, and Podophyllum Hexandrum (Himalayan May Apple)
which are available at high-altitude areas.

“Due to the altitude these plants are exposed to UV radiation
and thus develop a kind of immunity.

But tulsi has been found to be more effective and
there is no problem as far as raw material is concerned,”
stated Selvamurthy.

Furthermore, Institute of Nuclear Medicines and Allied Sciences (INMAS)
at DRDO is planning to develop India’s own antidote against
nuclear-radiations.

Other findings

Emphasizing on the medicine’s use for civilian purposes
besides in armed forces, Selvamurthy was quoted by Mid Day as saying,
“This herbal medicine can also be used for cancer patients
undergoing chemotherapy.”

Though the current procedure used for cancer treatment (radiotherapy)
kills the malignant tissues, it also destroys live tissues.

Tulsi-based drugs, however, have been found to prevent adverse effects.

According to researchers, tulsi can scavenge free radicals during radiotherapy.

The medicine that is expected to have a nominal price
due to abundance of raw material would be soon available in capsules.

トゥルシー(ホーリーバジル)の物語

トゥルシーは西洋ではホーリーバジルと呼ばれ、ホーリーバジルは実に多種多様の効果・効能があることは前回ご紹介しました。

実際にインドでは、このハーブをカプセルに詰めたものが薬品として販売されていました。

 そして「家にトゥルシー(ホーリーバジル)があれば、病気や不幸は、その家に入ることができない。」

と言う言い伝えまであるそうです。

また、女の子が生まれるとホーリーバジルの幹で作ったネックレスを与え、その子の幸福と繁栄を祈るそうです。
 
日本では、寒さのためホーリーバジルは一年草ですが石垣島では多年草。

インドでもきっと、そうなのでしょう。
幹も大人の親指ほどの太さになり硬い木のようになります。

 これほどのハーブなのに日本ではあまり知られていないホーリーバジル。それがこの10年で随分と知られるようになったのが抱きしめる聖人として知られる聖女アマチが、2006年のワールド・ツアーで、日本を訪れた時、
「世界を浄化するために、トゥラシ(ホーリー・バジル)を広めましょう!!」
と日本で苗をくばるなどの活動をされたようで、そして、彼女の日本アシュラムの人達が中心となり、トゥルシーを10万本植えるプロジェクトが進められているそうです。

 アンマ(アマチ)は抱擁で世界平和を伝える伝道師。

世界中を旅しながら、延べ2700万以上の人々を抱きしめ、愛を表現してきました。

来る人一人ひとりを抱きしめるという行為で世界中の人々から「アンマ( お母さん)」と慕われる彼女は、インド内外で津波や地震の救済活動をはじめ広範 囲にわたる膨大な慈善活動を展開しています。

アンマ 公式サイト

更にさかのぼること数年。

1879年生まれの近代インドの聖者ラマナ・マハリシの弟子である パパジ師(ラクノー)が、2000年頃、天からのメッセージを受け取りました。

その内容は、
「インド古来の最重要神聖薬トゥルシー(ホーリー・バジル)を世界に出す時期が来た。特に、病んだ国に広める。」と言うものでした。

これは、実は、ネットで調べていたら見つけた(笑)
くわしくは千葉でトゥルシーを普及する活動をされている
イマジナル 様の HPへ 

ちなみに この、千葉のイマジナルさまと四国のあなんど様が日本でのホーリーバジル普及の草分け的存在。

もだま工房が栽培を始めたころは、ネット上には、この二人を除いてトゥルシーの商業的規模の栽培を試みている情報はありませんでした。

さて、このように地球を浄化するために広められることとなったホーリーバジル。

現代でも、こんな壮大な物語の主人公になるハーブ、トゥルシーは、神話のなかでは、クリシュナ神から最も愛された女性でした。

トゥルシーがクリシュナ神に
『私は、あなたとひと時も離れたくはありません』と言うと、
クリシュナ神は、

『あなたは人間ですから、ずっと生き続ける事は出来ません。私は、あなたを木にして、全ての病気や災いから人々を救う力を授けます。
人々はあなたを大切にし、毎日私に供えるでしょう。そうすればあなたは、私と毎日会う事が出来ます。』

 こうしてトゥルシーはハーブとなって女性の愛の守り神として、人々の健康の守り手として今も大切にされ、クリシュナ神に捧げられています。

ストレスとトゥルシー(ホーリーバジル)

ホーリーバジルとコルチゾール ストレス

ホーリーバジルの効果・効能のうち、日本ではあまり知られていませんが海外では注目されている効能があります。
そのためにサプリメントとして販売されているくらいなのですが、それがコルチゾール抑制効果です。

そこで、まず、コルチゾールのお話をしたいと思います。

コルチゾールはストレス反応によって副腎から分泌されるとても大切なホルモンです。

本来はストレスに対応して体の機能を一時的に高める大切な役割を担うものですが、分泌される量によっては、血圧や血糖レベルを高め、運動機能を高め、(敵と戦うために備える、さもなければ、逃げるため)

免疫機能の低下や不妊をもたらします。
(緊急時にはそんなことに備えている場合じゃないのでエネルギーをそこには使わない)

しかし、そのままストレスが高い状態が続くとバランスを崩してしまい、そのまま高血圧、高血糖、免疫機能低下、不妊の状態になります。

またコルチゾールは筋肉を作るアミノ酸の働きを妨げる力も持っているため、コルチゾールが大量に分泌されると、
腕や足など筋肉の多い部分は痩せ、脂肪細胞の増殖によって、お腹や顔が太っていくという現象が生じます。

それがストレス性の肥満です。
また、この時にコルチゾールの働きによって糖の代謝のバランスも崩れるので、過食の原因にもなります。

つまり、過食は心の問題というより、脳が出す誤った命令のためなので根性では乗り切れません。
適切なストレスマネジメントが必要になっているわけです。
お困りの方は詳しくは専門家に相談されるか、コルチゾールで検索して知恵を集めてくださいね。

さて、コルチゾールがさらに多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが、近年PTSD患者の脳のMRIなどを例として観察されています。

海馬は記憶形態に深く関わっています。おもに短期記憶をつかさどり、PCに例えるならメモリーの働きを行います。

この大切なメモリーの能力が ストレスが過剰になると落ちてしまい、しかも脳細胞まで萎縮してしまうのですから、大変なことです。

インドのラクナウにあるCentral Drug Resarch Instituteの研究者は、ホーリーバジルに、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌量を正常に維持する働きがあることを発見しています。

(J Nat Prod. 2007 Sep;70(9):1410-6)
https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/np0700164

ホーリーバジルには、このストレス反応を軽減するウルソール酸、ロズマリン酸、オイゲノールなどが豊富です。
ウルソール酸はCOX-2を抑制する成分としても注目されています。

昨年、ホーリーバジルは放射線被爆に有効であることから注目を集めました。しかしその効果よりも、もっとみじかな問題としてストレスやPTSDによる脳の生機能低下にたいしてホーリーバジルが果たす効果が、もっと西欧なみに日本にも広まって欲しいと思います。

鬱とトゥルシー(ホーリーバジル)

ストレスとホーリーバジルについて書かれた掲示板がありましたので無くならないうちに紹介しておきます。
使用者の、そのままの言葉ですので とても参考になりました。

ここに書かれている「痛みの信号も抑制する」というのが「ストレスとトゥルシー」で紹介しましたCOXー2を抑制するということで簡単にいえばアスピリンなどがこの機能を利用した薬になります。

以下そのまま紹介です。

●ホーリーバジル
 コルチゾールを抑制する
 痛みの信号も抑制する

34 :2007/07/12(木) 23:28:47 ID:???
ホーリーバジルってなににいいの?

35 :2007/07/13(金) 11:06:45 ID:???

34
ストレスに効くよ
うつの人にはコルチゾールを抑える働きもある
あと、COX-2も阻害するんで、痛み止めにも使えるしね

75 :2008/02/08(金) 21:47:34 ID:???
ホーリーバジルって一日どのくらい取ればいいんだろう?
1000mgくらいとらないとやっぱり効果実感できないのかな?

77 :2008/02/09(土) 12:30:41 ID:???

75
僕は500mg程度で大丈夫だな。
それを日に2回。空腹時に。

235 :2008/01/06(日) 22:00:42 ID:???
ホリバジ良い感じ
ベースにピクノとマルチビタミン取ってるけどホリバジ入れると頭が冴える

239 :2008/01/09(水) 05:45:36 ID:???
うん、ホーリーバジルは良いね。
頭がスキッとするよ。
肝臓も保護すると書いてあるのも見たな(2chで)

271 :2008/02/14(木) 03:06:30 ID:???
ホーリーバジル評判いいね

337 :2008/01/09(水) 00:36:30 ID:???
最近、ヒットだと思ったのは、 アーユルベーダのホーリーバジルかな? 多機能だし値段も安いしね。

595 :2007/11/08(木) 12:44:16 ID:???
ホーリーバジル最強

595
ホーリーバジル初めて聞きましたが、iHerbのNew Chapterの説明見ると、 コルチゾールや血糖値の抑制、メタボ解消、気分の持ち上げ、抗酸化作用と 自分的にかなり魅力的。


76 :2008/02/09(土) 12:28:44 ID:???
https://health.nikkei.co.jp/release/drug/index.cfm?i=2008011001065j5

77 :2008/02/09(土) 12:30:41 ID:???

75
僕は500mg程度で大丈夫だな。 それを日に2回。空腹時に。

78 :2008/02/10(日) 02:17:46 ID:???

77
レスどうも。500×2じゃなく500を二分割って飲み方ですか?

79 :2008/02/10(日) 09:38:01 ID:???

78
500×2です。紛らわしい書き方でスマソ。

80 :2008/02/10(日) 17:18:26 ID:???

79
重ね重ねありがとう。 今まで手持ちの225mgのを日に2回1錠ずつ飲んでたよ。
>>77のレスを参考に2錠(つまり450mg)飲んでみたら、確かに効果実感。 なるほど~って思った。いままで食後に飲んでたのも良くなかった^^; 御岳百草丸とも違う感じだね、コレ。これからも飲み続けてみよう。

飲み方教えてくれてありがとう。感謝。

81 :2008/02/10(日) 18:02:04 ID:???
>御岳百草丸とも違う感じだね、コレ。
確かにそうだね。どういうのか……冴える感じ?

82 :2008/02/10(日) 19:27:44 ID:???

81
そんな感じかもしれない。もやもやしなくなるというか。
かといってスカッと爽快というほどアッパー感もなく、普通になれる感じかな。

百草丸は飲むとたまに眠くなったりしたな、自分は。
こう、緊張の糸が切れるようにほろほろ~っと。即効性はあったと思うし、そういう意味では評価できるサプリ(といっていいものか^^;)だな。
酒に酔って眠くなる感覚と似てるような気も。

コルチゾール対策として両方使い分けていこうと思ってる。

コルチゾール:
ストレスを受けると発散される副腎皮質ホルモンの一種 。それ自体は悪玉ではないのだが、大量分泌されると、 脳の、短記憶を司る海馬という部位を萎縮させてしまう 。この事は鬱病の深刻な問題の1つである

うつ病の人はコルチゾール濃度が高く、これに対して早く手を打たないとコルチゾールが脳細胞をどんどん壊してしまう。

さて、今すぐコルチゾールを止めるために取れる手段は以下の6つ:

・ホスファチジルセリンを飲んで脳下垂体がACTHを出すのを止めさせる
・リローラを飲んでコルチゾールを止める。作用機序は不明だが、コルチゾールが37%減るらしい。
・扁桃体が興奮するようなことをしない。「やるべきこと」を減らし、マイナス思考が浮かばないように気を紛らわせることをする。
・ガムを噛んで脳下垂体がACTHを出すのを止めさせる
・充分な睡眠を取る
・カフェイン等の刺激物を摂るのを止める
・ホーリーバジルでコルチゾールを抑制する。 痛みの信号も抑制する
・リローラ でコルチゾールの分泌を抑制する 。本来はダイエットのイライラを抑えるブレンドハーブサプリ

21 :2008/01/27(日) 10:16:08 ID:10LpaeyI

15
俺は鬱になってありえないほど脳機能が衰えてしまったんだが、 2年経過してもコルチゾール少なくするサプリとれば 治ってくるのかな?それとももう手遅れ?

頭がいつも重くて、ピリピリしてて、違和感があるんだ。MRIとっても以上なしって言われた。やっぱり鬱による脳の機能低下が原因だと思う。
感情や不安は安定剤でなんとか大丈夫なんだけど、 一番の悩みが頭の回転だよ・・。これさえ治ればまともに働けるとは思うんだけど。

27 :2008/01/27(日) 20:23:34 ID:???

21
俺は再発防止組だけど答えてもいいかな?

コルチゾールによってどうにかなってしまった脳なら多分どうにかなると思う。

PSは高いから、御岳百草丸とホーリーバジル飲んでる。頭はスッキリする感じだな。
効果あり?スレでもホーリーバジル良かったって人がいたからそれなりに効果あるとオモ。

あと抗うつ剤とか飲んでたら、抗コリン作用のせいで頭の回転がにぶる感じがするかも。
レシチンやパントテン酸でアセチルコリン対策も併せてみたら効果的なんじゃないかな?

手遅れってことは無いと思う。人間には自然治癒力ってあるし。
それを引き出すための対症療法としての薬と補佐のサプリだと思う。

63 :2008/01/31(木) 03:23:13 ID:???
質問です。
&size(17){テンプレでアダプトジェンというジャンルに分類されている 「ホーリーバジル」をコルチゾールの生成抑制効果に期待して、
PSやリローラ・百草丸の代わりに使用することって可能でしょうか?};
それとも>>27さんのように併用した方がいいのでしょうか。

71 :2008/02/05(火) 02:30:20 ID:???

64
始めは単品からが良いと思うよ。一つのものを量を増減させながら効果を確認して、イマイチだと感じたら他のも試してみれば良いと思うよ。
参考までに

実際にいろいろ悩まれて試されている方たちのお話なので、よく調べられていて、私はすごく勉強になりました。ネットの広大な海の中に沈めてしまうには、あまりにも惜しい内容だと思うので長いですがそのままの形で紹介です。皆様のご参考になればと思います。

セロトニンとトゥルシー(ホーリーバジル)

11月も下旬になると石垣島にも冬の到来を思わせるような寒い日がやってきます。
そうはいっても、本州に比べれば「秋」と言った程度の温度ですが、こちらの冬は別の表現をすれば 「雨季」。

石垣島の冬は雨や曇の天気が多いです。

さて、雨が続いて、おひさまが見えない日が続くと脳内ではセロトニンの分泌量が下がってきます。

セロトニンは人に穏やかな感情を与える作用があり、神経伝達物質であるドーパミンやノルアドレナリンなどの働きをコントロールしたり抑制したりする作用をもつので、精神を安定させるという働きを持ちます。

ですから、セロトニンが不足すると、感情や考えのコントロールが効きにくくなり、怒りっぽくなったり、情緒・気分を不安定にしたり、うつ病の原因になると考えられています。

だから、雨の続く冬の石垣島では「腐りそう。。」と愚痴を言う人が増えイライラしたり、喧嘩なども増えます(笑)

実際に北欧の国々などでは、冬の間の太陽の日照時間が短いため、精神的な不調を訴える人やうつ病になる人が多いそうです。

冬季うつ病(季節うつ病)、季節性情動障害などの病名がついていますが石垣島でも自覚されている方は多いような気がします。

またSE(システムエンジニア)やプログラマーなどの職業の方は、うつ病になる方が多いと言われます。これは、オフィスにこもっての長時間労働で太陽光不足がうつ病の原因になっている、と考えられているようです。

そんな、光の不足によって、起きるセロトニン不足。
太陽の光を朝、10分間 浴びれば、かなり解消されるのですが石垣島みたいな天気が続いたり、職業的に部屋にこもりがちな人はどうすればいいのでしょう?

簡単なのは、セロトニンはリズムカルな動きによって分泌が促されるのが分かっていますので、ウォーキングがいいと言われますが、そもそも雨が続いているのが原因なので、ウォーキングは、ちょっと、無理(笑)。

そこでガムを噛むなどの咀嚼運動もいいそうです。

デスクワークの方は仕事の一段落ごとに時々スクワッ(デスクワークの方には、特におすすめしたいので、会社などで、そのようなことができる環境づくりをチームで話し合えるといいですね。)。

それも、無理なら「セロトニン呼吸法」という簡単な呼吸法がありますので日々の生活に取り入れてみるのもいいかもしれません。

セロトニン呼吸法については興味のある方は検索してください(笑)

これは禅の呼吸法と通じるものがありますから、お坊さんが穏やかなのは、脳科学的にも理由があるのですね♪

それと青空の写真を見るのもいいです(たぶん脳が騙されます(笑)

画像検索で「青空」と検索して眺めてみてくださいね。
気分の変化を実感できる人には有効です。10枚くらい眺めてみよう♪

そして、ホーリーバジル(トゥルシー)のお茶もおすすめです。

セロトニンの分泌量が少なく、脳内の活性が弱まると外部からの刺激によりストレスを強く感じやすくなります。
その結果ストレスホルモンであるコルチゾールがセロトニンによるコントロールより高まりやすくなり、免疫力が極端に落ちてきます。

だから、おひさまを浴びないと、風邪もひきやすくなります。

ホーリーバジルのお茶は、このとき免疫力を高め、同時にコルチゾールの過度の分泌を抑制してくれるという、ひとり何役もの仕事をしてくれるのです♪

コルチゾールはとても大切なホルモンですがバランスを崩して過剰になると抽象的な思考ができなくなり、仕事が思うようにいかなくなり、それがストレスとなりそのストレスが、コルチゾールを・・・という悪循環にはいります。

コルチゾールのバランスが現代の日本のキーワードとも言えるくらい大切だと、勝手にわたしは思っているくらいです。

ちなみにホーリーバジルは「免系力を高める」と一言で簡単に表現されていますが抗ウィルス作用や呼吸器系の疾患への働きかけが強いと海外では高く評価されています。

本州では寒く乾燥するこれからの季節。インフルエンザの予防の一助としても、是非おすすめしたいです。

脳の老化とトゥルシー(ホーリーバジル)

コルチゾール(以下コルちゃんと呼びます)というストレスにさらされると分泌量が多くなるホルモンがあるんだけど、それが多くなりすぎると、血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下をもたらします。

さらにコルちゃんが大量に分泌されると、腕や足など筋肉の多い部分は痩せ、脂肪細胞の増殖によって、お腹や顔が太っていくという現象が生じます。

いわゆるストレスぶとり。

そして大脳が萎縮し記憶力が落ちます。

ストレスが高いとポカミスやうっかり忘れなどが増えるのはコルちゃんも絡んでいます。

そして、この状態が続くと大脳レベルから老化が加速されます。

まぁコルちゃんは本当はとても大切なホルモンなんだけど今、脳の中でこういう状態の方がとても増えてきています。

そして、この増えすぎたコルちゃんを静めてくれるのがホーリーバジル(トゥルシー)です。

ここのところを押さえておくと、ちょっと人生が楽になると思うので。

(月経前症候群)とトゥルシー(ホーリーバジル)

PMSの症状はコルチゾールを低くするハーブ、トゥルシーで改善される。

海外からのサイトの情報です。
以下に前半部を翻訳しましたが、簡単にいえばホーリーバジルによって、PMSの精神的な症状が軽減できるというお話です。
参考になれば幸いです。

Mar 30, 2011 2011年3月30日 Laura Owens ローラオーウェン

アダプトゲンハーブ、トゥルシー(ホーリーバジル)によって軽減するPMSの症状 -pmsingblog.com

コルチゾール上昇は、PMSのいくつかの症状を悪化させます。

トゥルシー、(ホーリーバジル)は、コルチゾールレベルを下げることによって、体がストレスに適応し対処することができるように助けます。

何百万もの女性が毎月、月経前の多くの症状で苦しむ一方で、自然な方法で、症状を軽減することも可能です。

古代より崇拝されるハーブ、トゥルシーは、アダプトゲの特質を持ち体内のコルチゾールのレベルを下げることができるので、PMSに関連付けられている感情的ストレスのいくつかを軽減することができます。

PMSの正確な原因と治療には分かりにくいままである

国立疾病管理センターにある女性健康情報センターは、女性の30-40%が月経前症候群(PMS)のために日常活動での障害を経験し、75%の人がいくつもの症状を経験、3-8%が月経前不快気分障害(PMDD)と呼ばれる重度の月経前の症状を持っていると示している。

まだPMSやPMDDを引き起こす正確な原因や、最も効果的な治療はわかっていませんが主な原因としては女性の生理機能全体の本質的な基盤の変動と考えられるでしょう。

自然療法医トーリハドソン博士は、彼女のウェブサイで: "それは正常な生理機能と大きく重なり合い、多くの影響を与え合っているので、原因を特定することは困難であると述べています。
多くの理論により探求されていますが、どれも完全に満足できる発見ではありません。 それは生理学的および社会的要因のようなものが複雑な相互作用をもって関係しているからです。"

PMSの症状は、毎月女性によって変化するし劇的に変えることもできる。

しかし一般的には、女性は肉体的および感情的な様々な変化を経験しています。

それは肉体的には 

にきび・膨満感・tender breasts・大食症 ・エネルギーの不足・ 頭痛・腰痛・痙攣

感情と認知的には

悲しい怒り・または不安を感じる・緊張感のなさ・仕事への集中力の欠如・周囲への無関心・攻撃的、または敵対的な態度などです。

PMSにPMDDに影響すると考えられる多くの要因があります。

それは、ビタミンB6、カルシウム 、マグネシウムの摂取の欠乏、運動不足、多すぎるカフェイン、エストロゲン優位の症状に貢献するホルモンの変化、およびセロトニンのレベルの低下のような神経伝達物質の不均衡などです。 

ストレスも症状を悪化させます。

まだ完全に理解されてはいませんが、PMSとストレスの根本的な関係は、おそらくの女性のストレス調節フィードバックシステムの違いに関連しています。

トゥルシー(ホーリーバジル)の種類

ホーリーバジル、トゥルシーについては種類の混同が多く見られます。
事実、インターネットでトゥルシーと画像検索してみると様々な種類のバジルの写真が出てきます(笑)。

私も栽培するにあたり、海外の種苗メーカーからトゥルシーの種を取り寄せましたが栽培してみると、メーカーごとに品種が違うくらい(笑)混同されています。

そこで、アーユルヴェーダの薬草学に詳しい本場インドの先生に尋ねたところ、
「トゥルシーと言われるもにはたくさんあるがクリシュナトゥルシーが本物のトゥルシーだ。」

というお答えで、それを中心に栽培するのが、いいだろうということでした。

植物を同定する学名で言えば、Ocimum sanctum です。

こちらの品種になります。 
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海外ではトゥルシーは主にクリシュナトゥルシーとラクシュミトゥルシーの2種類に分かれると言われています。

ラクシュミトゥルシー
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日本ではトゥルシーはラマ、バナ、クリシュナの三種類があると言われていますが
ラクシュミトゥルシー、もしくは、下の写真のものをラマトゥルシーと呼んでいるところが多いようです。
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カプールトゥルシーとして種苗会社では販売されています。

バナトゥルシーは学名 Ocimum gratissimumで、非常に葉っぱが大きく育ち背丈も2mを超えます。下の写真のものになります &show(): File not found: "auto_p6XmNc.gif" at page "トゥルシー";

そして、日本で一番普及しているのがこちらで、日本でのトゥルシー普及に努め、「奇跡のホーリーバジル」という本を翻訳された大矢さんが、日本の気候条件にも適した改良品種のホーリーバジル「大矢トゥルシー」として、全国に紹介されたものです。
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トゥルシーと名がつくものは他にもマルワトゥルシーやナーイトゥルシーなど
もだま工房では育てています。

なお、この写真で紹介しましたラマトゥルシーに関してはインターネット上の情報はもちろん、人によっても意見が異なるため、ほとんど多数決によって、いまのところ、これだろうというレベルの話です。インドでも地域によって、この名前で呼ばれる品種がかわってきます。

日本でラマトゥルシーとして出回っているものは「これ」というくらいの意味です。

いずれにせよそれぞれに香りも味も全く異なりますが、とても素晴らしいものです。

もともとバジルの仲間は混雑しやすく違う種類のバジルを近くに植えておくとすぐに混ざってしまいます。

ですので地域によって、同じ「ホーリーバジル」と言われているものでも品種に違いがあります。

それでは以前紹介した放射線対策などに使われるトゥルシーはどれか?ということですが私が紹介している論文などで扱われているものはクリシュナトゥルシーになります。

また、インドの寺院やご家庭で祀られていたトゥルシーも、私が見た限りでは、すべてクリシュナトゥルシーかラクシュミトゥルシーでした。

ラクシュミトゥルシーも寒くなれば紫に変色し、クリシュナも盛夏には緑色に変わります。この2種は色の違いはありますが、ほぼ同じ品種と捉えていいようです。

トゥルシーと妊娠について

トゥルシーについて、こんな質問をいただきました。トゥルシー好きの皆さんにも参考になれば幸いです♪
以下 転載

もだま工房様

はじめまして。友人にトゥルシーを勧められ、もだま工房様で何度か購入させて頂き、毎日おいしく飲んでいます。PMS対策で飲み始めたのですが、少しずつ効果もある気がしています。ありがとうございます。

ひとつ質問させてください。
トゥルシーについて調べていたら、下のホームページに受精機能を低下させる効能もあると書かれていましたが、事実なのでしょうか?
これから子供も持ちたいと思っているので、パートナーに飲ませていいものか気掛かりです。
女性も飲み過ぎない方がいいのでしょうか?
https://www4.ocn.ne.jp/~imaginal/newpage25.html

お忙しいところ恐れ入りますが、ご存知でしたらご回答をお願い致します。

もだま工房からのお返事

トゥルシーをご愛用くださりありがとうございます。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、こういうことが報告されています。

質問の件についてですが、、男性用避妊薬をさがす動物実験で
トゥルシーはテストステロン(男性ホルモン)レベルを
増加させながら逆に精子数を減少させることが観察され
今後、トゥルシーを使った男性用避妊薬の開発の可能性を示唆する報告があります。

この実験では生のトゥルシーを毎日30日間ウサギに与え続けて観察されています。
また、エタノールで抽出したエキスをラットに注射して観察した実験もあります。

いずれも精子数の減少が見られたと報告されています。

同じことが人間に対してもおきるのか、また、どのくらいの量ならどのくらいの効果
があるのかなどは、正確にはわかっていません。

ですが、精子数が減少する可能性はあると思います。

この実験では、実験のため比較したコントロール群ではdlあたり、約1億6千万の精子がいたがトゥルシーを与えたグループでは約1億1千万に減少したとなっています。

この数字が実際の受精にどのくらいの影響を与えるのかは、わかりません。

参照

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3059441/

https://examine.com/supplements/Holy+Basil/

余談ですがアーユルヴェーダで使われるハーブでは
女性の生殖器に対してとても優れた
効果があるものとしてシャタバリというのがあります。 

ご存知かもしれませんが、シャタバリというのは直訳すると
「100人の夫を持つ」という意味で、それくらい女性が元気になるハーブです。

このハーブが男性に対しては精子の量を増加させるものとして、
マカやアシュワガンダとともに妊娠を望まれる方に好まれているようです。

また、トゥルシーの女性に対する妊娠への影響ですが、避妊的効果があるという話は私はきいたことはありません。

また妊娠中の服用は伝統医学的には、好ましいとされていますが、現代医学的には臨床のデータが不足しているのでわかっていません。

わかっていませんので、妊娠授乳中は一般のハーブと同じように避けるのが好ましいとされています。

私が思うには、ハーブティーとして召しあがっていただくには、
なんら問題はないと思いますが、トゥルシーは血流にも影響を与えますので
妊娠初期には避けたほうが無難だと思います。

ついでに、トルシーの投与によってテストステロンのレベルが
非常に上昇していることについて、論文では軽く触れられていますが
これはこういうことを示唆します。

https://currentdiary.seesaa.net/article/378010053.html

ご参考になりましたら幸いです。

妊娠中・授乳中のトゥルシーの安全性/危険性について 

トゥルシーは授乳中に飲んでも大丈夫ですか?というご質問をいただくことがあります。

インドの伝統的な使われ方では、授乳中も問題はないといわれ、インド人のアーユルヴェーダ・ドクターに尋ねたときには、むしろ飲んだほうが良いというお答えをいただきました。 

(サプリメントなどで濃縮されたものは、ここには含まれません。 )

小さな子供には蜂蜜を塗ったトゥルシーの葉っぱを朝数枚食べさすのがお父さんのお仕事で、そうすることによって、丈夫に子供が育つのだという話もあります。( ◠‿◠ )

なのでアジア地域にでは普通に飲まれているようです。

ただ、血液をサラサラにして抗血液凝固作用を有するので、出産まえや、手術前、出血性の疾患などを持っている方は控えたほうが良いということです。 また子宮の収斂作用をもつので、妊娠中は控えたほうが良いでしょう。

しかし、現代医学的見地からは、妊娠中や授乳中の女性に対する臨床データがないので、他のハーブ同様、安全対策として、控えるのが好ましいといわれています。

海外のレポートなども ほぼ、同じ見解でした。

今までのところ、副作用の報告があるわけではありませんが、一件、アメリカで、「妹の子供に障害があるのは、妹が授乳中にトゥルシーのサプリをとっていたからに違いない」という訴えがありました。

子供の障害とトゥルシーの間に因果関係があるとは証明されていませんが、絶対ないという証拠もありません。

 現在は妊娠・子育ての環境がとても複雑になってきており、複合的なリスクに、お母さんたちはさらされているといって過言ではないでしょう。 

そのような中にあっては、私たち、生産・販売に携わる者は、より安全側の意見を尊重して授乳中・および2才以下のお子様にはお勧めしないようにしています。

なお、海外の情報などをみると、「そうとは知らずに飲んでいたわ。だけど全然平気よ」という意見もよく見かけましたw

なので、あまり神経質になる必要もないとは思いますが、

「大丈夫ですか?」と問われたら、

「万が一のためにお勧めはしません。それはデリケートな時期にある女性を対象とした臨床データは取ることができないので現代医学では「わからない」とされていますから。」

と答えさせていただいています。

また、「妊娠中・授乳中の女性でもカフェインを含んでいないので安心して飲めるハーブティー」として、販売されているところもありますが、カフェインを含んでいないハーブが安心・安全ならば、ほとんどのハーブは安全ということになります。

しかし、ほとんどのハーブ生産者が、そういって販売していないのは、上記の理由で ほとんどのハーブが「わからない」とされているからです。

 トゥルシーは熱帯アジアでは健康野菜として普通に食されているものでもありますから(タイ料理が有名ですね♪)、特にアレルギーでもない限りは絶対にダメという質のものでもありません。

 ただ、妊娠・授乳中には一つの成分を偏って多く採ってしまう可能性のあるお茶類は、もしかしたらあなたの体質にとって良くないかもしれませんから、一種類を常に飲むのではなく、いろんな種類のものを少しづつ楽しんで、万が一ご自身の体質に合わないものであったとしても大丈夫なように飲むのがよいかとおもいます。

参考になりましたら幸いです♪

トゥルシーには水銀が含まれる?というお話  

トゥルシーには水銀が含まれる?というお話
 
時々、「トゥルシーには水銀が含まれるのですか?」というご質問をいただくことがあります。インターネット上で検索してみると、トゥルシーが、水銀汚染や放射能(放射線治療を含む)による損傷から身体を保護する作用がある…という記述が多くありますが、水銀が含まれているという具体的な話は見つけることができませんでした。

では、なぜ そんな話があるのでしょう?

「アーユルヴェーダのハーブ医学」という本の中に

「(トゥルシーは)天然の水銀を含み、シヴァの精液といわれる純粋意識の顕在力を高めます」という記述があるため、トゥルシーには水銀が含まれる」という話になったのだと推察します。

この事の真偽については、正直よくわかっていませんが、 インドのドラヴ ィヤグナ(製薬学)では水銀は もちろん毒性があることは認識されていますが、ある製法を用いることで神経強壮薬などを作る方法が確立されているため、単に毒物としてではなく、霊的な精妙な物質として、大切にされています。

おそらく、霊的な植物でもあるトゥルシーには、このような精妙な力があるという話から、このような記述がなされ、それが部分的な表記で、インターネット上に書かれていたりしているので、ご心配をおかけしてしまったのではないかと推察いたします。

では、つぎに科学的なお話をさせていただきますね。

ご存知のことと思いますが自然界には水銀がたくさん存在しますが、金属水銀・有機水銀(メチル水銀)・無機水銀の三種類の形で存在しています。

このうち、気化した形での金属水銀・そして有機水銀が毒性が強く、問題になります。

無機水銀は、通常、体内に取り込んでもそのまま排出されてしまうので、問題になることはほとんどありません。
自然界では硫黄と結びついた硫化水銀という無機水銀の形で多く存在しています。

おそらく上記の本に書かれている「天然の水銀」というのは、この無機水銀のことだと推察されます。

そして、通常、問題になる有機水銀は、植物よりも、ある種の微生物によって金属水銀が有機化され、海洋生物の中で生体濃縮されたものが問題になります。

厚生労働省などでも、妊娠の可能性のある方への注意喚起として取り上げているのはカジキやマグロなどの大型魚や、キンキなどの深海の魚になっています。

結論としましては、有機水銀は通常、海洋生物の中で生体濃縮されて問題になるものであって何らかの汚染源がない限り、地上の植物で問題になることはありません。 

仮にトゥルシーに水銀を集める力があったとしてもメチル化された有機水銀よりも、硫化水銀のように、自然界に通常多く 存在する無機水銀の可能性のほうが高いと考えられます。

石垣島は大きな工場もなく、汚染源になるものもないので、非常に汚染リスクは低いものと考え他の野菜同様、うちでは有機水銀の科学的な検出作業を行っておりません。 おそらくほかの業者さんも同様かと思います。

私どもで分かっているのはここまでの範囲です。

ご参考になりましたら幸いです。

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