プリシュナパルニ
2020.6.2
プリシュナパルニは温暖な地域に生えるフジボグサの仲間で、
日本では沖縄の宮古島・石垣島・西表島に分布しているとされていますが、2006年に西表島で確認されたのを最後に
近年確認がされていなかったそうです。
宮古島では1980年代を最後に確認されていなくて、2011年7月4日に確認することができたという感動のレポートを
ネット上で見ることができます。そんな品種♪
アーユルヴェーダの大切なハーブでもあります。
ちょっと簡単に紹介しますね。
和名 ホソバフジボグサ
学名 Uraria picta
アーユルヴェーダでは、プリシュナパルニと呼ばれ、
ダシャムーラ(十根)のうちの一つです。
チャラカサンヒターでは、体の痛みを和らげる・抗炎症作用を持つ・骨折や脱臼で使用されるハーブ
のグループに含まれます。
ラサ 甘味 苦味
グナ 軽性 やや油性
ビパーカ 甘味
ヴィールヤ ウシュナ
ヴァータとカパをバランス
根のパウダーは、骨折の治療に役立ちます。外用でも内服でも使われ、内服の場合はリンの早期蓄積と
カルシュウムのより多くの沈着によって骨折の治療を早めるそうです。ウコンパウダーと一緒に使うのがよいそうです。
アーユルヴェーダセラピストさんには マハーナラヤンタイラやダヌワンタリタイラ
(いずれも有名なマッサージオイル)に含まれると言えば、
急に身近な存在になるかもしれないハーブです(*^-^*)
神経痛の症状や、うつ病のとき、関節障害やリウマチ症状に効果的で、
特に骨折した骨の治療に非常に効果的とされています。
また、媚薬としての効果も高く、身体の性的な健康、スタミナ・エネルギーを維持するのに
非常に適しているといいます。
他にも、様々な効果が言われていますが、代表的なものをいくつか紹介すると
下痢の治療に有効
咳・風邪・喘息・気管支炎などの呼吸器系の合併症の治療に非常に効果的。
肺や鼻の気道から、過剰な粘液を取り除くのに有効
抗ウイルス・抗菌・抗真菌作用
マラリヤの熱を治すのに有効
血管の拡張によって、血液循環を促進。 抗血栓作用。
HDLレベルを維持し、LDLレベルを下げるので、心臓の健康をサポートする。
抗不整脈薬として機能。
抗がん性。 がん細胞の成長を止め、健康な細胞の成長を促進。
抗コリン作用を持ってるので、うつ病や不安、睡眠障害などに対しても使われる。
じつは梅雨に入った石垣島は草の成長が半端なくちょっと目をはなすと畑もすぐに野生に帰ってしまいます。
今日はそんな野生の場所に踏み込み、草取り♪ そこで発見しました(*^-^*)
草の中から他にもうれしい発見がいくつかありました。
また紹介しますね♪
プリシュナパルニの種